名列車列伝特集 13-21「紀伊半島の縦断した名特急21」

(N)さて、本日の話題の2本目は、「名列車列伝特集」の「くろしお」編のお話ですが、本日は、「オーシャンアロー」が登場後の「スーパーくろしお」たちのお話をしていきます。
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(Kt1641F)で、「スーパーくろしお」たちがどうなっていったのでしょうか?
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(Hs1208F)ということで、「紀伊半島の縦断した名特急」の第21回です。
381系クハ381型「くろしお」(JR西日本仕様塗装変更).png
(クハ381型)さて、「オーシャンアロー」の登場で、「くろしお」と「スーパーくろしお」の塗装が変わることになったのはこのころからです。実は、当時の「スーパーくろしお」の色は、インパクトのある3色を用いておりました。赤、黄、白を基調とした色が主流でしたが、それがくろしおの色に似合わないとのことで、色の変更を行うことになりました。そこで、どの色がいいのかをJR西日本は吟味していたことです。その色として「オーシャンアロー」の色と同じ、マリンブルーと白を基調とした色への変更が行われます。
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(Kt1641F)しかし、国鉄標準色が完全に消えたということになりますが、これにより、影響が出た点があったのでしょうか?
(クハ381型)あえて言うと、アコモデーション改造によって、編成の統一が行われ、1号車がグリーン車の扱いとなっております。実は、この形によって、「スーパーくろしお」のパノラマグリーン車ではなく普通のグリーン先頭車両が改造で誕生します。それによって、編成の統一が図られるわけです。まあ、283系がそういう変化をもたらしたことは、大きな功績といえます。
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(キハ85型)では、そのことを考えると、「スーパーくろしお」がフラッグシップとなっていたのですが、「オーシャンアロー」に変更していたために、これに合わせたのですから、当然の成り行きといえるかもしれませんね。ただ、黎明期から早くも10年の年月が経っていることを考えると、「くろしお」はさらに影が薄くなっているのは事実でした。ただ、JR西日本発足時から、新大阪及び京都駅へ延びていた列車の停車駅に、新たな停車駅が加わってくるわけです。それが、西九条駅です。理由は、あのテーマパークが開業したことによるもので、近鉄さんも同じように、名阪特急を増便しておりますよね。
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(Kt1641F)ええ、実は三重県内から大阪難波(当時は近鉄難波)駅に向かう、甲特急便の増発を行っておりましたが、その理由は、「ユニバーサルスタジオジャパン」の開業によって、関西観光を盛り上げようとしていくのですが…。それは、何も「くろしお」だけに波及したわけではなく、民鉄も総力を挙げて、関西観光発展の一助として「ユニバーサルスタジオジャパン」に期待していたというわけです。
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(クハ381型)ところが、その「ユニバーサルスタジオジャパン」が、出鼻ですっこけてしまいました(-_-;)。だからといって、「くろしお」が、それから2年後、和歌山県内の停車駅に、周参見駅に停車するようになると同時に、和歌山駅始発の通勤「スーパーくろしお」が誕生します。これは、前々に、「くろしお」の通勤型といわれる「おはようくろしお」の代替わりとなる列車で、「阪和ライナー」でもありました。ただ、「阪和ライナー」自体は廃止されておりませんでした。その代わり、「スーパーくろしお」の往復数は「くろしお」の中では最大となり、稼ぎ頭となっていきます。
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(Kt1641F)確かに、通勤ライナー的な存在が誕生するわけですね。しかし、この列車の目的って、和歌山県の県都和歌山市と、大阪府内を結ぶことだったのですよね。
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(クハ381型)その通りです。これを海南市から出発する列車が、誕生します。といいましても、「スーパーくろしお」の延長運転というわけでした。そして、この年の夏に、「ホワイトビーチエクスプレス」が運転しているわけですが、京都駅と白浜駅を結ぶ列車として、運転をしているのですが、その後、和歌山県内の停車駅を「くろしお」が増やすことになっていくわけですが、実は、始発駅の一部が集約され、大阪府内を始発となる天王寺駅が始発駅の地位をはく奪されて、途中停車駅になります。このため、「くろしお」の停車駅は、京都駅と新大阪駅に集約されるわけです。ということで、次回は「南紀」の現在に至るお話をしていきます。次回をお楽しみに。

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