名列車列伝特集 14-11「対九州特急の新ジャンルを築いた名特急11」

(N)さて、本日の話題の2本目は、「名列車列伝特集」の「あかつき」編の第11回です。
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(Kt1641F)昨週の日曜日、おいでいただきましてありがとうございました。本日は、「あかつき」の昭和60年から、平成一けた台の時代をお話します。
c(Hs1208F)そうですね。では、「対九州特急の新ジャンルを築いた名特急」の第11回です。ゲストの皆様方、よろしくお願いいたします。
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(EF65型PF)さて、昭和60年ダイヤ改正の直後となった最後の国鉄のダイヤ改正で、「あかつき」は佐世保駅行の編成に、座席指定の車両が連結されました。これは、電車寝台特急のグリーン車以来の連結でして、実は、初期のJRではお金をかけて車両を改造するのは、高速バスに対抗するためでもありました。実際に佐世保駅行編成に連結されたオハ14型は、14系客車の中では、座席指定に対応する車両であったため、座席指定を設定していた急行列車、臨時特急での使用が目立っておりました。とくに有名なのは、臨時特急では「はくつる」、「つばさ」、「踊り子」で、急行列車では「ニセコ」、「津軽」などで活躍していたのです。しかし、西側の急行列車は国鉄末期のダイヤ改正で消滅したことによって、ほとんどの優等列車が特急列車になったことと、寝台以外の特急を新幹線に譲ったことによって、JR西日本陣営では、新幹線に力を入れていたわけです。しかしながら、寝台列車のメリットを生かす余地は、この時点でまだまだ残っていたことにより、関西寝台特急は何とか命脈を保っていたわけです。そこで、関西寝台特急の先陣を切って「あかつき」は、大改造に動き始めます。その走りこそ、このオハ14型の連結でした。そして、この編成が好評だったことを受けて、レガートシート車両の連結を決めたのです。しかし、長崎観光をメインとしていた「あかつき」にとっては、高速バスに対抗して、レガートシート車両を、連結することになったわけです。それが、とんでもない車両として世に送られたのです。それが、面白いことになったわけです。実際、彼に登場してもらいましょう。お願いします。
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(オハ14型300番)皆様、初めまして、1641編成さんはお久しぶりですといえばいいでしょうか。14系の中では、イレギュラー車両の一つといえますが、私の外装は、ヘッドマークディスプレイを中央に装備して、貫通扉をすべて埋めてしまい。その上に、トイレがあった区画をそのまま残して、女性区画として設けていたわけです。それは、夜光寝台を女性にも乗ってもらえるようにするということを目標として、考えていたわけです。しかも、この発想は、他列車でも広がることとなります。それが、24系25型で運用されていた「なは」です。この「なは」にレガートシート車両が登場したのは、24系と連結するため、かつて使用されていた485系電車のサロ481型を改造した形で、使用を開始しました。なお、導入は「あかつき」と同じ平成2年のことです。そして、寝台個室の投入へと移ろうとしていたのです。
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(Kt1641F)それって、個室寝台車両を導入するということですか?
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(EF65型PF)その通りです。実際にB寝台から個室化が図られることになります。ところが、平成3年に発着駅を京都駅に変更した翌年となる、平成4年に「あかつき」と「なは」に個室寝台が導入されていきます。1人用個室の「ソロ」が導入されたのですが、まだ電車特急への変更がなされていない「出雲2・3」号の編成が、平成10年に入ってくるまでは、個室寝台は1両しかいなかったわけです。それとは逆に、「なは」は、B寝台二人個室の「デュエット」を連結し、さらに「ソロ」を連結していきます。まあ、当然といえば当然です。当時の鹿児島中央駅と関西方面を結ぶ列車として重要視されていたわけです。
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(Hs1208F)ということは、最初の個室化を達成したのは、「なは」だったのですか?
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(EF65型PF)いえいえ、全個室化は結果的には達成できませんでした。それは、JR西日本とJR東日本の寝台特急に対しての力の入れようが、ここからもわかってきますね。特に、九州に対しての対応策が見えていたわけです。まあ、当然のことでしょうね。
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(Kt1641F)それが、原因となって利用客が減っていったのでしょうか…。
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(EF65型PF)まだ、それはありませんでした。ただ、その事態が顕著となるのは、平成12年以降のお話で、この間に阪神地方を揺るがすあの地震とそれによって発生した大火が、関西発の寝台特急に試練を与えます。次回は、「阪神大震災」を乗り越えてです。実際に平成5年から10年までの5年間のお話をしていきます。次回をお楽しみに。それでは。

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