名列車列伝特集 14-15「対九州特急の新ジャンルを築いた名特急15」

(N)さて、本編は昨日で終わったのですが、今回は後日談です。
DSC00348.JPG
(Kt1641F)あれ? 昨日で終わったのですよね?
DSC00004.JPG
(Hs1208F)それより、今回の話は、後日談という話ですよね。「あかつき」と「なは」が廃止された後、どうなったのですか?
(N)その話ですね。それが本日の話題となります。それでは、EF65型PFさんお願いします。
EF65型電気機関車1000番「あかつき(1985~2000s)」.png
(EF65型PF)さて、私の端としていた「あかつき」と「なは」が運転を終了し、その後どうなるのかです。平成23年3月12日に九州新幹線が全通しますが、これがある大災害の翌日だったことをナレーターさん含めて覚えていますよね。
(N)ええ、あの「東日本大震災」ですよね。
EF65型電気機関車1000番「あかつき(1985~2000s)」.png
(EF65型PF)そうです。その事件が起きた直後の1日後ですから、自粛ムードとなりましたが、実際には特急がすべて新幹線に置き換わったことで、京阪神からの旅客がスムーズにいくことになりました。新幹線になったことで、大阪から対九州への所要時間が3時間に短縮されたのです。実際には、寝台特急「あかつき」のデビュー時には、10時間がかかっていたのですが、それを3分の1に短縮できたわけです。新幹線とともに歩んできた「あかつき」は、新幹線によって生まれ、新幹線によって役を終えた彼らですが、実際にビジネス客をターゲットにしたことから、ニーズに左右されやすいという欠点も生み出しました。結果的には、特急「あかつき」の役割の変化に対応できなかったのも、「あかつき」が役目を終えた理由ともなったのかも知れません。
DSC00348.JPG
(Kt1641F)だから、新幹線をともに、歩んできた道のりが、結果的に彼らを苦しめる結果となるとは、これは皮肉ですね。
EF65型電気機関車1000番「あかつき(1985~2000s)」.png
(EF65型PF)それが、新幹線とともに歩んできた特急の末路というかもしれませんね。ただ、私たちも考えているのですが、新幹線でかつて、寝台特急を走らせるという計画もありましたが、実際に断念した経験があります。しかし、光明が見えてきております。実は、ナレーターさんも聞いていますよね。
(N)ええ、実は「銀河」の名を冠した「WEST EXPRESS 銀河」が運転を開始しますが、これが布石になるといえるかもしれません。実際には、既存の通勤車両の改造車両で、明年5月4日から運転を開始する予定ですが、実際に、このコンセプトが受け入れられるか…、それがカギとなるのは事実だと思います。おそらく、私たちに「旅」とは何かということを突き付けられるかもしれませんね。
DSC00348.JPG
(Kt1641F)行くことが目的なのか、列車に乗ることが目的なのか…、それが、これからの課題なのかもしれませんね。ということで、皆様いかがでしたでしょうか、関西と九州は多くの人たちが行きかう場所でもありました。そして、そのために最新鋭式の車両をいち早く投入したすべての列車の中では、寝台車両全形式に担当させるほど需要が、高かったことはその証といえるかもしれません。しかし、それは同時に、寝台列車の限界を示す一つでもあり、さらには、在来線特急の限界を示すことにもつながりました。今、各地方で新幹線の整備計画で建設された路線が増えてきており、夜行列車の活躍の場がなくなりつつあります。私たちも立ち止まって、「本当の『旅』とは何か」を考えるきっかけにしてはいかがでしょうか。さて、年明けの初めの特集は、特急「有明」のお話となりますので、皆様お楽しみに。

<<<PREVIEW 14-14                  NEXT of "Ariake">>>

この記事へのコメント