名列車列伝特集 15-08 「九州男児の本懐ここにあり! 九州の幹線を結ぶ特急 08」

(N)本日の話題の2本目は、「名列車列伝特集」の「有明」編のお話で、昭和60年以降のJRへの民主化への激動の時代をお話します。実は、この「有明」ですが、何があるのか…。
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(Kt1641F)そうですか、今回の話では、JR九州の話が出てきますね。
(N)そうです。では、始めますが、今回も新たなゲストが出てきます。それでは、始めましょう。
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(Hs1208F)それでは、「九州男児の本会ここにあり!」第8回スタートです。
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(クハ481型)さて、昭和50年代から数々の面白い取り組みをしていました。しかし、昭和60年になると車両のやりくりが赤字経営の状態であったので、「公社の民営化」への道筋がついた昭和60年で、それから2年後の4月から「JR民営化」が迫ってきておりました。そして、九州を新たに統括することとなったJR九州は、鹿児島本線系統を最重要幹線として柱に据え置き、それを日豊本線系統と、長崎本線系統で支える戦略を立てます。つまり、ドル箱路線として「稼げる」路線として重要視していたJR九州上層部は、新型特急車両の導入を開始します。それが、あの783系電車だったわけです。
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(クモハ783型)ということで、わたくしが出てきたわけですが、当初から非常に珍しい編成として注目されておりました。同意ことかといいますと、特急列車の扉って、いつもどこにあるかわかりますか? 特に、阪神1208編成さんがどうこたえるのか気になりますね。
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(Hs1208F)扉の位置ですよね?
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(クハ481型)その通りです。
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(H1208F)となると、必ず列車の端になりますよね。
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(クモハ783型)常識で考えると、その通りです。ところが、わたくしたちの所属するJR九州には、その常識外れを起こしてしまいました。それが、真ん中に扉が存在するというこの形をとったということです。どういうことかといいますと、真ん中にデッキを設けたことで、列車の揺れを低減できるということに着目していたわけです。実は、これを行ったのは、わたくしの車両だけで、それ以外に使用された例としては、半室がカウンター席を搭載したビュッフェの急行車両、165系および、169系を中心としたサハシ系統が有名どころです。しかし、一般客室にも導入したのが、わたくしが最初で最後だったようです。まあ、時代の先を言っていたというのがあるからでしょう。さて、そんな私が受け持った運用の中には、1往復だけ運転されていた停車駅をできるだけ削った「スーパー有明」という列車が存在しておりました。実は、これと前後しているのですが、この「有明」は豊肥本線にも乗り入れて、水前寺駅まで運転されていて、行先を増やし、多くの乗客を取り込もうと躍起に泣ていたわけです。これが、こののち「有明」の運命を決定づけることになります。実は、その関連で「有明」の往復数は激増し、この当時で28往復に増えていたわけです。その中でも下り「41号」と上り「14号」は、「スーパー」を冠をつけての運転で、鹿児島中央駅と博多駅を4時間5分で結ぶという偉業を達成しています。ちなみに、「スーパー」を冠につけた列車は、わたくしが初めてでしたが、わずか2年でその冠を下すことになってしまいました。
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(Kt1641F)どうしてだったのですか?
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(クモハ783型)どういうことかといいますと、「有明」の名称が3種類もあって、ややこしくなってしまったことが、原因でした。それに、当時としては、カフェテリア設備を行うなど、近鉄さんの「しまかぜ」と似たようなことをやってのけていたのもありますが、その点でいうと、「スーパー」を関するのではなく「ハイパー」という名称に統一したほうがいいのでは…という意見もあったようで、普通の「有明」と区別する形をとったほうがいいのではないか、という考えのもとで統一が図られたというわけです。そして、それが平成2年ですが、早くも平成3年には、最多往復数32往復に達するという前代未聞の往復数を記録することになります。
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(Kt1641F)確か、「はるか」は30往復ですが、それを上回っておりますよね。
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(クハ481型)ところが、ここで問題が発生します。鹿児島中央駅に向かう「有明」と、熊本駅に向かう「有明」ならまだしも、水俣駅に向かう「有明」や、水前寺駅に向かう「有明」もあるため、4種類の行き先を一つの列車にまとめておくのは、少し苦しく、さらに大幹線の鹿児島本線にふさわしいサービスを提供するとなるなら、「有明」を冠しているのでは、古臭いというイメージも付きまとって、「スーパー」に相当する列車として、あの列車名が出てきます。
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(Kt1641F)「つばめ」ですね。第1弾でお話しておりますよね。その「つばめ」がかかわってくるわけです。
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(クモハ783型)その通りです。それによって、「有明」は福岡県内と熊本県内を結ぶ特急として運転していくことになります。ということで、次回の記事は、特急「つばめ」の登場と、リレー号の登場で、どうなっていくのかのお話です。次回をお楽しみに。

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