気になっていることがありますか?

本日の話題の2本目は「今の社会はどこへ向かう」の記事です。

本年の春から、ずっと続いてきた新型コロナウイルスの影響、それは次世代社会を構成するコンセプトとなるSDGsにも影響を与えているという話が、本日付の朝日新聞に掲載されておりました。
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実際に言うと、持続可能な世界を目指すというSDGsですが、その目標に向けての障害となる部分として、先進国における貧困が大きな問題として浮上してきているのです。実は、世界におけるOECD加盟国限定ではありますが、国別の「相対的貧困率」は、ワースト10に入るくらいの規模となっております。この「相対的貧困率」というのは、貧困状態にある人を全人口で割った割合を指しており、日本は15パーセント強、特にシングルマザーになると、5割に迫る勢いであり、不安定な雇用形態の実態を見てこなかった政治のつけを見事に表したというほど、深刻です。
ところで、世界全体でみると、現在の貧困人口は90年代後半に減少傾向に転じたものの、今年から明年にかけて増加する予測があり、最悪の場合は、明年の貧困人口は7億3000万人に達するとの推計もあるそうです。日本では「貧困」の話が表に現れないという珍現象といってもいい事態が起きております。
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本当の「持つもの」と「持たざるもの」の格差が見えない、これは、2000年代に起きた格差に対する抗議活動「Occupied Wall Street」運動に象徴されるように、格差の拡大が目に見えているアメリカ合衆国などとは違い、格差自体が表面化しにくいという部分を持っており、それは「世間体」を気にする日本独特の社会にあるとみる人もいるそうです。日本研究の一人であるロバート・キャンベル氏によれば、「お金がないことを知られれば、就職で不利になる、いじめにあう」ということを気にして、あえて見ないふりをする、見せない行為に走るということだと、指摘しているのです。
それは、在日の差別とも同じ構造だと考えられます。わたくしも、大学時代に隣国の大韓民国に触れる機会があったのですが、「在日コリアン」に関しての差別というのは、実際に露骨に現れるのではなく、隠されて表面化しないという厄介な部分があり、最近は「嫌韓」ブームで表れてきたとはいえ、クローズアップされたのが、ごく最近だったということに対しては、今回の貧困と繋がる部分はあると考えております。

差別されたくないから、隠すのではなく、そういう人たちがいることを知り、わたくしたち自身にできることは何か、そして、どのように行動に移したらいいのかを、考える必要性はあると、これは私の個人的な意見ですが、そう考えてしまいます。

何ができるのか、まさに「今の社会はどこへ行く」といいたくなる話でもあったと思います。ちなみに、現在、「Go To」キャンペーンをしている政府が、この事実にどのように向き合うのか、意見を出していきたいですね。

ということで、それでは。


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