緊張か、対話か

昨日のことであるが、NPT(核拡散防止条約{Nuclear Non-Proliferation Treaty})の再検討委員会で、変なことが起きた。まず、イスラエル、インド、パキスタンの核について、言及があったというものである。しかし、その次の日になって、イスラエルは「そんな決めごとには従わなくても良い」という声明を発表。これにより、すべてイスラエルは非難の矢面に立たされかねない。

では、なぜ、イスラエルはそこまでして、自衛しなければならないのか、それは、長い長い対立の歴史にあった。イスラエルは、多くのユダヤ民族の安住の地として「旧約聖書」に書かれた文言に基づき建国された国家である。
しかし、その対立する民族は、あの有名なパレスティナ民族、つまり、イスラム教を信仰する人々であり、そのイスラム教を信仰する国家は、自分たちの土地に無断で入ってきたと文句を突き付けることになり、それが戦争に発展し、4回にわたって繰り広げられる「中東戦争」に発展する。これは、手塚治虫の名作と言われる「アドルフに告ぐ」のラストで描かれているのが、これである。
では、そのイスラエルが、核に手を染めているのか、それとも染めていないのかは、分からない。だが、このイスラエルに関する対立は数千年にわたって、続いてきた対立である。それを解消するには、政権を取ったネタニヤフ氏が、強硬な姿勢で臨まないことを祈りたいが、それは、難しいようである。

それは、イランの核開発の存在である。周辺国であるパキスタン、インドの核開発(実は、両国ともカシミール紛争で揺れている)に危機感を抱いているためで、これにアメリカが文句をつけているが、彼らは「平和利用」と頑固に主張を通していて、おそらく、それもこのイスラエルと繋がっているのではないかと言われていて、彼らにとっては生命線そのものかもしれない。だが、被爆の恐怖がどれだけなのかを、知らないのではないかと、私には見えてしまう。

それより、日本は被爆国として、率先して核拡散防止と廃絶に尽力するべきではないだろうか、唯一の被爆国として、この実態を国家間に高める役目を果たしたほうがよいのではないかと考えてしまう。

皆様はどう思われましたか?

この記事へのコメント