近隣の違いと遠方の一致。

遠方の一致と近隣の違い。何の話なのかと思ったのかもしれないが、実は、ある人の文化を調査するときに行う事だと言われている。
例えば、

蝸牛とマイマイとでんでんむし、デデンムシと言ういい方がある。あの蝸牛の言い方でも。次のようになる。

         1 2 3 4 5
    /// \ \ \ \ \ \
   /// 中 \か\ま\で\で\な\
  ///  心  \た\い\ん\で\め\
  \\\  部  /つ/ま/で/ん/く/
   \\\ 分 /む/い/ん/む/じ/
    \\\ /り/ / /し/ /

つまり、一点を中心とした波紋がどんどん広がり、その隣同志に共通性がない分、遠方の文化に共通した所が出てくると柳田國男氏は、論文で書いており、また、波紋の外側に行けばいくほど、文化自体が古くなると言う。
この話を始めた理由は、俳句の季語の蝸牛に関して、歌では「でんでんむしむし かたつむり~」とうたっているので、かたつむりとでんでんむしは同じ言葉なのに、なぜ使い分けてしまうのかと、言った疑問が、子供のころにあった。
それを解くうえで、柳田國男氏の論文はカギとなるのだが、この論文には、少々理解しがたい点が存在している。

まず、必ず中心部分の文化発生地域は、京都に固定されていると言う事である。これは、京都が日本文化の中心地だと言う事からとも考えられているが、東京や、大阪等から起こった文化もあることから考えれば、京都に固定されていると言うのは、偶然の一致と言うべきではないのかと言う風にとらえられてもおかしくない。

次に、中心部分が、必ず新しい文化なのかと言う点である。本当に新しい文化が中心部分なのかと言う疑問に、触れられていない事が理由にある。それは、文化的な面で言えば一番新しいところがどこかと言う事であり、上の理由とリンクする。それゆえに、まだまだ研究するべきところが多いと言われている。

つまり、今のところ、結論の出ていない問題と言ってもいいのかもしれない。

所で、皆様はどう感じましたか?

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