タイトル:『紅巾』軍との対決 39

その姿に、一美は戸惑いを覚えた。どうして、なぜ、こんな事をと言う言葉が、頭の中を駆け巡る。
「蝶子…、自分を犠牲にしてはならないぞ。」
一美の言葉に、蝶子は、
「部下の犠牲を土台にして、国は出来上がります。君主には、その上に立って、それを振り切って、為す事に臨まねばなりません。部下とは、それを支え、自らを犠牲にしてその場を守ろうとするものです。それが、家臣としての心得です。」
確かに、蝶子の言葉は、家臣の鏡と言えるだろうが、いくらなんでも、と一美は思っていた。
「蝶子…。……。」
一美の口から言葉が出なかった。同時に、涙がまるで滝のように流れ落ちていた。そんな事で、悩む自分が何だか馬鹿だと言われているような気がしていた。
「一美、私の体で、その高ぶりを鎮めてください。」
そう言われてしまい、蝶子の顔を涙でかすみながらも見ていた。蝶子の顔が近づき、一美の唇に触れる。そして、その流れた涙をふくのも忘れ、2人は長い口付けを何度も交わしていた。
なぜ自分が、龍になったのか、そして、何をしたらよいのかそれが分かっていたような気がした。だが、自分だけで背負うわけにはいかなかった。
その為に家臣たちがいる。だから、その方々を使って、事を進める事が良いと蝶子は教えたのだ。それに感極まっていたことは事実だった。
そのまま蝶子の体に、一美手がじかに触れる。蝶子は敏感な部分に触れられるたびに、
「んっ。」
と甘い声を出していた。そして、そのまま、指をなぞるかのように腹部を触られるたびに、
「あぁ、あぁ。」
と声を出していた。蝶子の顔が赤くなるのが分かったほどだ。
蝶子の性器に触れた時は、それが敏感に感じるほどであった。
「あああっ、一美ぃ~。」
一美は、その行為を止める。しかし、一美の手を蝶子は離そうとしない。
「止めないで、私、一美の龍と言うのを受け入れたいの、だから、止めないで。一美の手は暖かい。」
そう言うと、蝶子は一美の手を動かすように促していた。そして、一美の手が動き出した。
「ああああぁぁぁぁぁぁ、びりびりしていて、体の裏側が熱くなってくる。駄目ぇ。これ以上、触られると、私変になりますぅ。」
蝶子の体が、敏感に反応していた。と言うよりは、過敏に反応していたのである。
「はああああぁぁぁぁぁ。一美ぃ、一美ぃ!」
何かと思い、手を止めようとするが、手が止まらない。
「一美の手は、まるで神が宿ってぇ、それで、私の体は、私を高みに連れて行ってくれる。それだから、私、一美のいく所なら、どこでもついていくわぁ。」
と声を上げる。
そのままかと思うと、蝶子の体ががくがくと崩れていた。蝶子が、絶頂を迎えた事すら知らなかったのである。
「あぁぁ、イっちゃった…。」
と蝶子は、力が抜けたような人形のように、地べたに座り込んでいた。
「一美、私が一美を気持ちよくしてあげるから、待っていてね。」
と言い、一美の服を脱がせた。そして、暴れている龍に手をかける。
「この龍は、おとなしいのだから、私も見逃してしまいそうですけど、意外に、暴れてしまいやすいのですね。一美と一緒だ。」
と言って、その場所に何度も、唇を吸いつける様な動作を繰り返す。と思ったら、今度は舌を出してまるで覆いつくすように、なめ上げる。まるで魔法に掛ったようだ。
「蝶…子、そんなに…されるのは、あの人の時と同じだ。」
蝶子は、その事を気にせずに夢中で舐める。
「ふぁあぁぁぁ、はあぁぁぁ!」
と一美の甘い声で、蝶子は口の中に、龍を咥えこんでしまい、そのまま、出し入れをする。それに、一美の快楽は早くも限界に達していた。
「あぁぁぁ、あぁぁぁぁ、ああああぁぁぁぁぁ!」
と声を上げた瞬間、下腹部の爆発が起きて、一美の男性性器から、蝶子の口をめがけて、白色の粘液があふれ出ていた。

一美の体から性を放たれて、蝶子の口からは、白濁液があふれ出ていた。
「こんなに出るものなんて、今まで話には聞いておりましたけれど、実際に体験したのはこれが初めてです。」
これが蝶子の感想だった。
「ごめんね。こんなに敏感だから…。」
それでは仕方のないことだ。だが蝶子は、
「これでは、子供ができるほどの量だね。」
ととてつもない言葉を口にする。
「そっ、それって…。」
つまり、このまま、蝶子の体内にこの白濁液体を流し込まれたら、妊娠すると言いたかったのだ。しかし、
「それはできないと言われているよ。」
そう一美は答えた。
「そうか、龍は、あなたにとっても、私にとっても、大切ですから、だから、私の中で育てたいのです。お願いします。」
そして股間が露出するような、アルファベットのM字の形で、足を開いた。もう蝶子には迷いと言うものはない。だから、一美は、その覚悟を受け入れて、蝶子の股間に自らの男性性器をゆっくりと挿入した。
「蝶子、繋がったよ。」
と告げると、蝶子は苦しそうな顔をしながらも、笑って見せた。
しかし、それはけなげに、苦難を耐える花のように見えてならない。それを一美は、それで、一美は何も聞こえないように、なっていた。それに気付いた蝶子は、
「一美?」
と聞く、しかし、一美は、何も答えようとする事が出来なかった。
「一美、どうしたの。」
一美の口がようやく開く、
「私は、友として接している君を、傷つけるかもしれない。覚悟はしなければならないが、君はどう思うかと思って、気持ちを聞きたい。」
と回答したが、蝶子は、
「私は、あなたに、自らの身をささげてもよいし、うれしいとも思っているよ。だから、気にしないで。」
と答えた。その後、一美は、そのまま出し入れを始めた。それに、一美は答えて、出し入れを繰り返す。蝶子もその感覚を味わうが、一美には、蝶子にこれ以上の負担をかけるわけにはいかないと、考えていた。それに一美は、このような性交渉以外で、龍を受け渡しする事が出来るか、ラフェリアに改めて聞こうと、そう考えていた。
「うあぁぁぁぁぁ! あぁぁぁぁぁ!」
と蝶子が、甘く切ない声を発する。そして、一美の下腹部からのサインが出ているのに気付くも、蝶子は、一美の体をしっかりと話そうとはしなかった。
(しまった! このままでは…)
そう、一美は、彼女を妊娠させてしまうと、そう思ってしまった。しかし、その当人は、
「一美! 一緒に、イこう! このままでいいから。全て受けいれるから!」
と叫ぶ、もうどうしてよいのか分からない。なるようにしかならないと一美が思った時、一美と蝶子の快楽が限界点に達し、そのまま臨界点へと移った。お互いが声を押し殺すかのように強く抱きしめられ、蝶子は、まるで息を吐き出すように、絶頂に耐えていた。その中で、一美の体から大量の精が放たれていた。

この記事へのコメント