情報漏洩の恐怖3 -ウィキリークス問題-

しかし、今まで同盟国などが書かれた情報を、なぜ、持ち出したのだろうかと言う疑問がある。
それの理由を求めると、如何に国を思うかと言う心の部分に繋がると私は思う。

おもに、その国家を思うとなると、今回のウィキリークスに情報を流したアメリカ軍兵士は、その責めを負う事になるかもしれないが、それが果たしてその国家のためになるのかどうか、それが議論の対象となる事件が、日本で起きていた。

それは、日本で起きた「尖閣諸島漁船衝突事件映像流出事故」である。
この流出事故の話題の前に、事件の発端に触れておきたい。

この事件は、日本と中華人民共和国、中華民国(台湾政府)が領有権を主張している尖閣諸島近海に、中国船籍の漁船が領海侵犯したために、巡視船2隻が出動する騒ぎとなったものである。それを言うと当然のことながら、領海を侵犯した中国船籍の漁船に非があるというのが、日本の立場であった。

前にもふれたが、この諸島地域は、日清戦争で交戦中の日本政府が、地道に下調べを行ったうえで領有権を主張したといういきさつがある。

それに、この地域に影響力を持っていた清国政府は、領有権を主張しなかったと言われている。
そのような海域におきた衝突事件を、海上保安庁は小1時間ほどの映像資料としてまとめていた。

所が、その映像資料にロックをかけていなかったという失態を演じたのである。この失態から、今回の情報流出は起きてしまった。
結局のところ、得をしたのは、右翼系などの戦争と本国防衛をうたう勢力だ。本国防衛はどんな批判を受けたとしてもやらなければならない事実である。だが、直接戦争を仕掛けていくことが、日本の国益にプラスにはならない。

そして、この事件で得られた教訓と言うと、政府の情報の監視などが重要だという事である。しかし、情報が氾濫する社会に会って、できるだけ漏らさないようにしたとしても、どこかで漏れるのが情報の特徴である。それを理解したうえでの対策も必要ではないだろうかと、私は考えてしまう。こんなことを考えるのは、私だけかもしれない。

この記事へのコメント