女人高野を目指して―室生寺への旅 5―

本日の話題は、「鉄タビ」から女人高野こと室生寺の旅をお届けします。

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さて、伽藍内を歩いて行くと、春の盛りなのでしょうか、まるで百花繚乱のごとしという咲き様です。そこを、各々観光客の方々が、画像を撮影しておりました。
さて、先を急ぐ事にしましょう。
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この美しい姿は、室生寺の立地とも関係していると言えるかもしれません。
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そして、「4」で触れた金堂です。人が多いので、此処は通過…。
本堂に入りました。ここには、
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河内長野市(大阪府)の観心寺で有名な如意輪観音像が安置されておりました。
安置されていた如意輪観音は…、如意とは如意宝珠(チンターマニ)、輪とは法輪(チャクラ)の略で、如意宝珠の三昧(定)に住して意のままに説法し、六道の衆生の苦を抜き、世間・出世間の利益を与えることを本意とする仏像の事で、
この様な姿が有名です(高校の教科書で拝見された方も多いのではないでしょうか)。六道とは6種類の迷いの存在する世界と定義されており、天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道とされており、天道が天国、人間道が、人が生きる世界とされ、地獄道はそのまま地獄の名称となった言葉のもととされる思想です。

では、間にある修羅、畜生、餓鬼道とは、と申しますと…。
修羅は、阿修羅の住む世界とされ、戦(争い)が絶えない場所とされております。畜生は、本能だけで生きている人がすむとされた世界を指し、餓鬼道は飢え(餓え)と渇きに悩まされる世界を指しております。

実は、天道の人々を救い、導く観音として如意輪観音が存在していると言われております。
その中で、私は観心寺とは異なる如意輪観音を見たのですが(実は、私の母方の祖父が持っている書籍に観心寺の如意輪観音のイラストがあり、それと見比べたのがその真相です)、室生寺の如意輪観音が何か女性らしさを演出しているように見えてしまいました。
一言で言うと、まさにイケメンと言えばいいのか、そんな顔をしていたような感じです。
さて、その本堂を後にして、すぐに向かったのが…。
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日本一最少の五重塔です。この建物は、一度台風(平成10年9月22日の台風7号)の被害にあい、その後再建された事で知られております。
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台風の被害を乗り越えて、立ち直ったこの五重塔、逞しさがあります。
ところでですが、この五重塔は、日本最少と言う事は紹介したのですが、実は、日本で2番目に古い五重塔と言うそうです。また、1層目の屋根と、5層目の屋根の広さがあまり変わらないと言う珍しい五重塔と言われております。
その理由は3点あり、全体に屋根の出が深く、厚みがあること、屋根勾配が緩いこと、小規模な塔の割に太い柱を使用している事からと言われているそうです。また、この五重塔には、水煙の代わりに宝瓶(ほうびょう)と称する壺状のものがあり、その上に八角形の宝蓋(ほうがい)という傘状のものが乗っている珍しい形式を用いているそうです。こういう形状になった背景を寺伝では、創建にかかわった僧侶修円がこの宝瓶に室生の竜神を封じ込めたのだとされているそうです。

さて、その場所を後にして、奥の院に行きたいのですが…。ここで画像の容量がオーバーするので、「6」に回します。