大阪歩きシリーズ 第1弾 ありがとうございます交通科学博物館 10

本日の話題の2本目は、「鉄タビ(臨時便)」より「大阪歩きシリーズ」から「ありがとうございます交通科学博物館」の10回に入ります。

イメージ 1さて、この車両の正体は…、2等寝台車両(のち1等寝台車両)マロネフ59型でした。実は、この車両は、もともとの形式がマロネフ38型として登場しており、その元をたどると、スハ32型客車のマイロネフ37280形にまでさかのぼる車両となりますそのために、座席となっているこの部分は、
イメージ 2このように、夜になると寝台ボックスとなるのです。
この車両の使用実績は、東京駅先発の敦賀駅行の往復となる国際急行列車(実際には国内列車ですが、敦賀港ーウラジオストック港航路とセットとなっておりました)で活躍し、戦後は、上野駅先発の寝台急行「北陸」号や「十和田」号で活躍した実績があります。
その「十和田」号は、松本清張原作の「点と線」でも登場し、犯人の貿易会社社長のアリバイ工作に使われた列車として有名になっております。なお、小説の発行は昭和32年、さっそく映画化されており、その後も、スペシャルドラマなどで好評を博しています。
昭和33年公開の映画では、当時の名俳優、志村喬さん、山形勲さん、加藤嘉さんを配置し、当時の新人だった南広さんを主役に据えた作品で印象深かったです。
平成19年度版では、ビートたけしさんと高橋克典さん、そして、物語のつながりということで、現在の設定で高橋克典さんが演じていた役(三原刑事役)の、退職した役として、本年にお亡くなりなられた宇津井健さんが演じたことで、知られています。
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そして、この車両の奥は、特別二等寝台です。実は説明するお方は、この交通科学博物館の職員でした。
しかし、中身はすごいですね。木造の中に、ソファーが面白いですね。
イメージ 4この天井も味が出ておりますね。車両の雰囲気が出てきておりますよね。
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わずか数分の説明でしたが、本当に貴重な車両でした。こんな形の車両が走ってもいいのかではないかと思うのが、思うところです。
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そんな形で、車両から離れてみましたが、やはり名残惜しいですね。
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この2等寝台の文字も、時代を感じます。
そして、S氏を待つこと10分ほど、
イメージ 8イメージ 9待つことにしながらも、面白い画像を撮影して、再びS氏とともに、館内を回ります。
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外から、いろいろと見てみた。ところ昔の息吹を感じ取り、イメージ 13
昭和30年から現代に戻っていきます。
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ちなみに、このマロネフ58型が使われた「十和田」はのちに昭和40年代に入って、特急「ゆうづる」として生まれ変わり、対北海道輸送の主力として活躍し、のちの「北斗星」として大輪の花を咲かせます。

また、マロネフ58型が使われた「北陸」はのちに特急として、唯一の北陸方面寝台特急として走りました。ちなみに、平成22年に定期列車としての役目を終えております。

それにしても、夜行列車の需要が、高速バスに流れてしまったことが、夜行列車廃止の理由、そのものかもしれません。

そういうことで、次回「11」では、交通科学博物館を名残惜しそうに天王寺駅に向かいます。それでは、というのではなく、次の1本がありますので、お楽しみに。