近鉄団体車両撮影ツアー 09

本日の話題の2本目は先日に掲載する予定でした、「鉄タビ」から「近鉄団体車両撮影ツアー」の第9回、さて、私と500T氏の二人で、どこに行ったのかについてですが、そのうえで、
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解説もちょくちょく入れていきます。空が曇りがちなころですが、その空の下を名古屋駅行特急(甲特急)運用のアーバンネクストが通過中というところです。本日の解説では、この甲特急に使用を当初は目的としていた車両をご紹介します。

さて、近鉄特急のこれまでの状況を整理しておきます。昭和34(1959)年の伊勢湾台風を機に、改軌を実現したのですが、大阪―名古屋間特急の本格的な運転が開始されます。
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しかし、それから5年後の昭和39(1964)年の東海道新幹線の開業10月1日でなってしまうと、名阪特急は大打撃を受けます。代わりに名阪乙特急の増発で何とか糊口をしのぐか、どうするか考えたのです。
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しかし、糊口をしのぐのではなく、攻めを打ったのです。それが3ステップありました。
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第1弾が、東海道新幹線開業の翌年となる昭和40(1965)年、大阪阿部野橋駅から吉野駅に向かう特急から始まります。この画像の16000系は、近鉄特急の最古参車両となっておりますが、この地域への進出を糧にして、連絡特急を構築する形を取ったのです。
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その翌年の昭和41(1966)年に京都駅から橿原神宮前駅までの路線を開拓して行きます。特急用の専用編成が開発されなかった中で、急場しのぎの680系を急遽特急車両にあてて何とかしていきます。
また奈良駅方面にも、橿原神宮前駅行特急の路線を開設してから数か月後に、京奈特急が運航を開始したのですが、さらに、北陸方面や、西日本方面からの旅客を誘致するために、昭和41年になって、京都駅から、伊勢方面に向かう系統に活路を見出します。
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ところで、今回あげた系列は、特殊系列という形で登場してきました。昨年11月に引退した18409編成の主要目的が、京都と橿原神宮前区間を走っていたことから、18400系の系列が少数にはなったと思いますが、生産されたのです。
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しかし、その車両系統は現存していないことになってしまいました。つまり、この18409編成こそ、その最後だったということになります。
ということは、「18400系ラストラン! ―40年を駆け抜けたある車両の生涯― 17」の姿が、最後の貴重な記録だったということになります。
さて解説の途中で、割り込む形ですが、この撮影をして行きます
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近鉄22000系の貸切列車が到着してきました。さて、ここに写っている人は9月13日でも同じ場所でお会いした方です。

さて、解説に戻ります。
このように、昭和40年代に攻めの姿勢と、新幹線の共闘を中心とした運転形態への変形を近鉄首脳陣は、努力を続けておりました。そして、名阪特急にもその風を入れようと、新たな車両を開発するに至ります。それが、標準軌規格汎用対応特急専用車両12000系ということになります。
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実は、この車両には特徴があります。この車両は、以前の10400系とは大きく異なり、観音開き折り畳み方式の連結幌カバーが搭載されておりました。
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(Kt18409F【除籍】)実は、当時国鉄だったころのJRでは、先行する形で581系寝台兼用電車で、拡大型の貫通扉が装備されていたのです。それを近鉄のデザイナー陣は参考にして、車両の制作を始めました。ところで、私の同僚と12000系兄さんは、同じ年に引退したのですよ。私は、昨年まで生き残っていました。しかし、兄さんたちと、仲間のもとに旅だったこともあってか、「現世に未練はないのか」と笑い飛ばされましたよ。

しかし、今では、特急車両だけでなく、「あおぞら2」と「かぎろひ」、「楽」さんたちが活躍しておりますから。まあ、そんなこともあってか、12000系はデザインスタイルの変革をもたらしました。
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(Kt18409F【除籍】)それで一つ補足があるけれど、11400系の11520型の2両だけは、後継車両となる12200系の顔をした形に変更したタイプで生産されたのですが、平成9年に全編成が廃車という悲劇にあったことから、このスタイルで初の廃車となってしまいました。車齢が若かったから残ると残るという考え方が普通のはずですが…。

確かのその通りですよね。残っていたかもしれないなと思いましたが、おそらく付随車両で運用はできなかったためとも考えられますし、難しい決断だったと考えられます。

まあ、以上のことから、12000系は悲劇に見舞われた車両はいません。次回「10」は大量生産機といわれる12200系と二人に訪れた悲劇の話をして行きます。それでは、次回をお楽しみに。

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