名列車列伝特集 02-4_1「戦前、戦後とも長距離の主役だったんだ。俺は! 前編3その1」

(N)しかし、気になってきたのが、「さくら」の出自が結構古いにもかかわらず、戦後編はかなり遅くになって再出発したという話ですよね。
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(Kt1641F)ナレーターさんもそれを知らなかったのですか?
(N)いいえ、実際いうと、中距離臨時特急で運転されていたという話は聞いたことがあります。
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(C62)確かに、戦後生まれの機関車としてみれば、どうして、「さくら」が復活するのかを考えると、当時の事情が見えてきます。ただ、まだ戦前編の真っ只中ですよね。
(N)ええ、実は、関門トンネルの開業から1年たたぬうちに元「さくら」となっていた7・8番列車が、東京駅と鹿児島駅を結ぶ列車から、熊本駅で打ち止めするという格好になってしまったのです。これって、何かと似ていません?
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(Kt1641F)寝台特急「はやぶさ」の最晩年も熊本駅どまりでしたよね?
(N)そうです。実は、この昭和18年に戦局の体制が固まってしまい、物量で劣勢に立たされた日本では、貨物輸送の迅速化が急がれておりました。そのために、物量の邪魔となる旅客列車を走らせてはならないという通達が出され、特急はおろか、急行の量すらも減らされる状況に追い込まれていきます。
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(マイテ49型)結果的に、日本は2つの原子爆弾を投下され、空襲で焼け野原になった場所を、進むという後進国並みにまで国力が低下していったわけだけど、そのあとの話は、ナレーターさんの「歴史もの」の「新シリーズ」がくわしいので、そちらに譲りましょう。
(N)ありがとうございます。
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(Kt1641F)確かに、私たちの所でも、貨物列車を走らせるという計画があったと先輩たちから聞いたことがありました。それも、戦争が絡んでいたのですよね。
(N)その通りです。ところで、その2年後に戦争が終わり、結果的に平和になったものの、国鉄になるまで、この路線は戦争状態だったようです。
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(オハフ33型)そうです。戦争は終わっていなかったのです。
(N)結果的には、特急「さくら」が臨時で一時復活するのが戦後10年がたつ、昭和30年なので、それまで待たなければならなかったわけですし。
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(Kt1641F)ナレーターさんそろそろ時間が足りなくなってくるのでは?
(N)そうですね。この回を「02-4_1」として、次回を「02-4_2」で埋めますか…。
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(Kt1641F)ということで、次回は、「さくら」3度目の正直という形でお送りします。それでは。