名列車列伝特集 特別篇「オリエント急行」が愛された理由 10

(N)さて、本日の話題の2本目は「雑記」からですが、今回は満を持してですが、「特別篇」をお送りします。
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(Kt1641F)まあ、今回取り上げるのは、一番面白いといいますか、一番よく運航している「オリエント急行」を取り上げます。それでは、1208編成さんタイトルコールを!
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(Hs1208F)「名列車列伝特集」シリーズ特別篇「『オリエント急行』が愛された理由 10」、ベニス・シンプロン・オリエント急行編です。
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(LX寝台車両)実は、私がPI化されている車両は、この前といいましても2週も空いているので、覚えていない方が多いかもしれませんが「NIOE」こと、「ノスタルジー・ダイレクト・イスタンブール・オリエント急行」の車両なのですが、実際の「ベニス・シンプロン・オリエント急行」も同様の車両を使用しており、見分けがつきにくいのが難点といわれております。ただ、運営会社は大きく異なり、ショービジネスなどの盛んなアメリカ合衆国の大企業が経営されております。
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(Kt1641F)それって、変な話ですよね。アメリカ合衆国の企業が、この話に入っていくのか、全く見当がつかないのですが…(-_-;)。
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(TGV-TRS)実は、海運会社シーコンテナ社の社長ジェームズ・シャーウッドが2両LX型寝台車両を手に入れたことからすべてが始まり、合計で35両の客車を買い集めたのです。その中には大英帝国の車両も含まれていたのですが、実は「オリエント急行」とは名乗らず「ブリティッシュ・プルマン」という名称で、イギリスの首都ロンドン、確かキングクロス駅から、ドーバー駅までを結部列車に使用されます。確か12両だったと記憶しております。
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(ICE-T)その、車両のうち、ワゴン・リ社の「オリエント急行」客車は23両とかなり少なめです。かつて「NIOE」では、かなりの車両を保有していたのですが、この「ベニス・シンプロン・オリエント急行」では、精鋭を集めて、整備改修を行います。これに1100万ポンドを使用したわけです。90年当時の状況とは異なるのですが、大体の1ポンドのレートが2ドルほどでしたので、アメリカ合衆国で2200万ドル、日本円にすると、1ポンドレートが280円くらいだったことから、506億円ということになります。
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(Hs1208F)やること、なすことが、でかい! 確か、「しまかぜ」の50000系は、どれくらいの費用がかかったのですか?
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(Kt1641F)確か、3編成合計で49億円はかかりましたよ。その10倍ですよね。単純計算でΣ(゚Д゚)。
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(TGV-TRS)完成した車両には、当時の大スター、ライザ・ミネリ氏が乗車して華々しいデビュー、いいや復活を果たしたのです。ところで、この走った年はナレーターさんの生まれ年では?
(N)お恥ずかしながら、この「ベニス・シンプロン・オリエント急行」の走行初日は昭和57年5月25日のことですから、そうですよね。半年ほど前ですね。実は、この「ベニス・シンプロン・オリエント急行」の運営会社である「オリエント・エクスプレス・ホテルズ」社が運営しており、その関係で、終点のベネチアにホテルを開業させており、4年後の昭和61年には、クルーズ船も就航します。
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(ICE-T)実は、昭和57年当時の走行ルートは、ロンドンヴィクトリア駅を出発して、ドーバー駅までが「プルマン」。カレー駅までがフェリー、カレーからフランス国鉄を走行するのですが、その走行したルートが、今とは異なり、パリのオステルリッツ駅に到着しております。実は、フランスの南東路線と南西路線の発着駅であるのですが、ここで、「オリエント急行」の出発駅は東駅ですから、これは、少し異なっている部分です。実は国際定期列車の出発駅となっているオステルリッツ駅を経由した理由は、この後の路線と関係しております。実際に、オステルリッツ駅を出た列車は、スイスのローザンヌに入り、そこから、スイスのシンプロントンネルを抜けて、イタリアに入ります。そこで、イタリアのミラノ中央駅を経由して、ベネチア・サンタルチア駅に到着するというはこびとなります。
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(Hs1208F)今の経路をホームページで見てみると、面白いですね。スイスを経由しているのはもちろんですが、今はバーゼル駅を経由していくと書かれていますね。
(N)実はバーゼル駅はスイス鉄道のジャンクション的な役割をはたしていて、シェンゲン協定を結ぶスイス含めた周辺国では、パスポートなどの手続きは簡略化されているとされております。
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(Kt1641F)なるほど、だからこういう経路変更でも、できるようになったのですね。
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(TGV-TRS)確かに、そうだと言えますが、このプルマンたちが、活躍しているのは先行投資で、生き返らせたシャーウッド氏の先見の明があったことに尽きると思います。「NIOE」が当時の客車をそのまま走らせていたことを考えると、「NIOE」とは異なる「古いものを大事に使う」というコンセプトは、今にも通じるところだと思えます。
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(Hs1208F)確かに、古いものを大切に使うというのは、誰も忘れてはならないことですよね。
(N)そうですよね。ということで、皆様、いかがでしたでしょうか、今回の「オリエント急行」のお話しですが、楽しめましたでしょうか。また次の機会に、この列車のお話しでお会いできるとうれしいですね。
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(Kt1641F)確かに、古いものを大切にという心があれば、ということかもしれません。ところで、ナレータさん。次回はどうなります?
(N)次回は、TEEの特集をしてみたいと思います。
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(Kt1641F)いろんな列車が出てきそうですね。
(N)楽しみです。ということで、それではご覧いただきまして、ありがとうございました。