20年後、自らの身に何が。

本日の話題の2本目は、「雑記」からですが、昨週の木曜日のお話をしていきます。

今から20年前の夏、大阪府堺市の学校給食が問題となりました。わたくしは中学校2年の生徒だったので、記憶しているところがあります。実は、現在の美原区を除く堺市全体で、多くの児童が、O-157 に感染した児童のうち、3人がベロ毒素による尿毒症でお亡くなりになられたことが知られております。
ちなみに、この表現している理由は、現在の堺市は、政令指定都市になるため11年前に、美原町を合併させたためで、美原区を合併していない当時は、堺市では当時、大変なことが起こっていました。

今回20年前当時は、カイワレ大根が原因とされておりました。これについては、関連を疑われております。それを「堺市学童集団下痢症の原因究明について(http://www.city.gifu.med.or.jp/sakai.html)」の記事を参考に、その話を探ってみます。

平成8年5月のデーターでは、
 中・南地区北・東地区堺・西地区
地区全学童数19,648名12,850名15,145名
有症者数4,655名1,471名52名
有症者割合23.70%11.40%0.30%
入院者数146146
(この表は、先ほどのサイトより)
となっております。ここから見てわかるように、現在の堺区と西区に当たる地区の児童の有症者数(発病する人の数のことです)が少なかったのです。それはどういうことなのでしょう。

それを見るのには、

  イ 健康者と入院者の比較
  (ア)中・南地区
  1.  入院者の欠食率が低い献立は9日の牛乳(0.7%、2名)及び冷やしうどん(1.3%、4名)並びに8日の牛乳(2.0%、6名)だった。
  2. カイ2乗検定においては、1日のカレーライス及び牛乳、4日の五目冷めん、9日の牛乳及び冷やしうどんにおいて危険率5%以下で有意差が認められた。

  (イ)北・東地区
  1.  入院者の欠食率が低い献立は8日の牛乳及びとり肉とレタスの甘酢あえ(いずれも0%、0名)だった。
  2.  カイ2乗検定においては、1日の牛乳及び肉じゃがにおいて危険率5%以下で有意差が認められた。
と書かれております。このカイ2乗検定とは、各メニュー毎に喫食した人と喫食していない人の発症率を比較し、両者の発症率に統計学的な有意差が認められるか否かを推定する検定方法であり、危険率は観測された差が偶然起こる確率(この場合、原因食材であるという仮説が間違いである確率)のことであり、通常、危険率が5%以下ならば統計学的に有意な差であるとされております。

ちなみに、原山台を含む4か所で、7月4日から21日にかけて発生し、調査した結果をお話しますと。

O-157の検索
 堺市の学校給食の7月1日から10日までの間の献立に係る食肉、野菜等を中心とした関係施設の食材等について、8月28日までの間に1,626検体を検査したがO-157は検出されなかった。

と書かれており、カイワレ大根が関係していたのかどうか…。

また、

食材検査
 7月1日から10日までの間の学校給食の献立において用いられた食材について流通経路を堺市学校給食協会、関係営業者から聴き取って、伝票確認等により調査し、7月14日以降、市内分655検体及び市外分295検体について検査を行ったが、O-157は検出されなかった。

と書かれております。それに、

施設等検査
 学校給食施設、食肉処理施設等の調理器具、使用水、排水等について市内分275検体及び市外分401検体について検査を行ったが、O-157は検出されなかった。

食品から、O-157 は検出されなかったのです。そして、

食品取扱い者検便検査
 調理従事者の検便検査の結果は総数382名のうち9名がO-157陽性であった。

つまり、人災によって、多くの児童が被害に遭ったわけです。それから20年、高血圧による脳梗塞でなくなった女性がいました。

そのお方の冥福を祈りますが、まさか20年後に自分自身が、突然の発作で亡くなってしまうというのがどういうことになるのか、それについては、尿毒症を発症したあとに、それが後遺症となって、高血圧を起こし、それが脳塞栓を発症したということになるそうです。

しかし、これが彼女の定めだったのでしょうか…。わたくしはそう考えているところですね。

ということで、本日はここまでです。それでは。