2度の震度7を記録した中での現場は? 上編

本日の話題の2本目は、「がんばろう熊本【熊本大地震関連】」より、地震当日の熊本市内に舞台を戻して検証していくという話をしていきます。これからの防災にも役立てることができるかもしれませんので、長文となりますがご了承下さい。
ということで、今回取り上げるのは、西日本新聞から昨日の午後12時に配信された記事にスポットを当てます。

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4月14日の午後9時26分に発生したマグニチュード6.4の前震で、熊本市内は震度6弱から5強を示したことは、周知のとおりですが、現場ではどうなっていたのでしょうか、今回の舞台は、熊本市にある熊本市民病院です。場所を地図で確認しておきますと、
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平面図ではわかりませんが、立体画像で見てみると、
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北隣に熊本県庁がありますが、前震の翌日から、急患の対応に当たっておられたようです。その時点では、建物も大丈夫だったようです。しかし、マグニチュード7.3の本震が発生、本震で熊本市が観測した震度は、震度6強から6弱と、かなり激しい揺れに襲われて、それによって建物に被害が及び、入院中だった317人の患者のうち、163人を、熊本県外に移転させる措置を行っております。

実際には、病院内では、ストレッチャー(搬送用台車付き折り畳み担架のこと)が足りないことから、毛布を担架替わりにして(担架は簡単に作れるとされております。シャツなどを使用して、作ることも可能だといわれております)運び出されたと言った混乱があったと、西日本新聞の記者が取材したところ、熊本市民病院の関係者は話してくださったそうです。

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その熊本市民病院から、北西に車を飛ばして28分。国立病院機構熊本医療センターでは、その熊本市民病院から、19人の患者を受け入れたのですが、重症患者以外を受け入れない方針を固めるという決断をしております。
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なぜか、担当者に伺ってみますと、ベットを空ける作業に手間取り、混乱が起こっていたことからとされているようです。

さて、話を熊本市民病院に戻して…。
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この、市民病院は二棟以上の建物からなる大きな病院で、災害拠点病院として機能することを期待されておりました。ところが、北館と南館の工事は、資材の高騰(東日本大震災の影響)と、人件費の高騰で断念しておりました。そして、耐震化率は、規定では、70パーセントはないといけないのですが、この場所は、68.2パーセントと、6.8パーセント下回っていたようなのです。
このような状態で、2度の震度7の地震に襲われたということになるのです。

一方、熊本赤十字病院では、県の重要拠点病院として機能するはずですが、その拠点病院もやられたのです。
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先ほどの熊本市民病院から、北東に車で15分ですが、この場所にある熊本赤十字病院では、救命センターが停電してしまい、使い物にならなくなったのです。

では、それが何か…、という前に、実際の救急現場はどうなったのかについて、明日の記事「下編」でお話します。お楽しみにしておいてください。

それでは、次回「下編」をお楽しみに。