イグサの癒しを 前編

本日の話題の2本目は、「がんばろう熊本【熊本大地震関連】」から「イグサの癒しを」の前編をお届けします。

熊本県八代市には特産品として、い草があります。実は、い草が使用されるのは、畳表で使用することがあります。今回の一連の地震では、八代市の被害としては小さかったものの、中部から北中部、北東部の阿蘇地方の被害の現状に対して、どのような支援ができるのか、それを模索してたどり着いたら…、というのが今回のお話です。

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今回建設されている仮設住宅は、なんと地産地消をキーワードとしていて、県産の畳表と木材を使用して賄っていくことになっております。そのためには、県内生産の畳表が必要であることは、当然のことながら行き着くといえるのでありまして、今回の事態を受けて八代市にあるJA八代では、畳表の元となるい草農家と連携を取り、1万3000畳分のい草を確保して、対応に当たっております。

実は、当の農家、JA八代はその対応、といった状態のようです。事の起こりは、前震と本震が起きてから2週間もたたない4月下旬に、仮設住宅の建設に着手する熊本県の要請を受け、JA八代は畳表の調達を開始、い草が本格的に収穫される夏に枚数を確保するため、330件の農家に畳表の確保を打診することになりました。

今回の記事は、日本農業新聞社配信の記事ですが、それから1週間後の5月10日付の配信記事でも、置き畳1000枚と寝ござ500枚を贈呈に動いており、全国畳産業振興会から支援物資としてJAやつしろへ贈られたのもので、この先発隊といわれている、置き畳1000枚と寝ござ500枚は各JAを通じて、公民館や体育館などに避難している被災者へ配布されたことになります。

しかし、中国製の畳表も使用してしまうと、安価ではあるものの…、これでは地場産業となるい草栽培と、畳表の産業の復興を維持すると考えてみれば、仮設住宅に畳表を使用するのが合理的であるという考え方になるということになります。

それで次回ですが、後編は、仮設住宅に入った被災者の声をご紹介します。それでは。