中華帝国の夢は、世界の迷惑?

本日の話題の2本目は、「今の社会はどこへ向かう」から第3回をお送りします。今回のテーマは、「中華帝国の夢は、世界の迷惑?」という話をしていきます。

実は、中国の九段線と呼ばれる勝手に作った境界線を引くという、中華人民共和国の行動に、世界の目が集中するという事態が起きておりました。今回の領有権主張の根拠とされる問題が、注目を集め、国家を超えて国際問題化したとされております。

では、何がいけないのかという点ではなく、なぜ「中国が九段線を主張するという根拠が何か?」という問題に触れていくことにします。

実は、
この地図、緑で示した境界線が「九段線」ですが、実はだいぶ前から、主張してきたのです。この「九段線」を主張し始めたのが、昭和28年です。
どうしてこうなっていくのか、実は国境という概念がつくられた時代と密接に関係してきます。

国境という概念が持ち込まれたのは、200年ほど前にさかのぼります。実際にアフリカで直線の引かれた国境線が多いのがわかっておりますが、東アジアでは、もともとから国境線がどこにひかれているのか確定していないところが多かったとされており、概念すらなかったともいわれていたのです。
実際に、日本でも、「日清修好通商条規(条約)」、「日清天津条約※」(注釈、天津条約は2種類存在し、「アヘン戦争」での天津条約とは区別しております)等を通じて、国境線に関しての取り決めを結ぶといった出来事を日本史、世界史で覚えた方も多いと思われます。

では、「九段線」が示すのは、どういう意味かといえば、この海域がまだどこの国家にも属していない部分、公海の取り扱いをいかに運営していくのかという問題と絡んできているともいわれております。

また、国内では、「弱腰が政治批判を受ける対象となる」という問題があげられており、それに焦った政府が、政治批判のはけ口として、海外に向かい、周辺国において迷惑を引き起こすとさえ言われております。
そこで、当事国の一つフィリピンは、国際仲裁裁判所に提訴し、その結果、有罪判決を下したのです。

考えてみると、1931年の満州事変、1932年の満州国の問題と起こり方が似ているようなものです。理由は、自分勝手に領土を広げた構図と似ているといわれております。ところが、日本の場合は、当時の国際連盟を脱退したという歴史の流れになっておりましたが、どうなっていくのでしょうか、中華人民共和国も、国際連合と組織は異なるものの、常任理事国という部分は共通しております。

どうなっていくのでしょうか…。今回の事態をどう考えていくのか、それについて次回を考えていきます。それでは。