天皇の生前退位の影響とは。

本日の話題の2本目は、「今の社会はどこへ向かう」の第4回の記事となります。
今回と次回の記事は、国内関連記事となります。トップとなるのは、衝撃が起きている天皇の問題です。

実際に、今上天皇がこのような形になったのは、昨月中旬のことです。実は、そのお言葉は、生前退位をされるという意向を明らかにしたのです。
2014年4月24日 皇居宮殿にて
どうして、彼が生前退位の意思を示したのか、それらの理由として、天皇陛下がお方りくださったのが、体力の限界があり自分は、「象徴」としての役割を果たすことができない。といったものです。

では、天皇陛下のお心としては、生前に退位して、「象徴」を息子の皇太子さまに託したいというお考えをされているといえます。果たして、現実問題での「生前退位」はあるのでしょうか、実は、近代以前の「生前退位」は権力闘争の一つにも利用されたという例があり、生前退位が、「強制譲位」を促すという事例も起きる可能性があるといわれております。
これが、起きる理由を考えると、「象徴」という考え方を利用して、政治批判を行って政権を倒すという事態も起こりうるということになります。

では、何をしていけばいいのか、問題は大きくなっていくのは間違いなく、元号も当然のことながら変わる可能性があります。東京五輪が平成ではなく別の元号という可能性もないわけではありません。
また、天皇陛下の譲位で、もう一つ問題となっていくと考えられるのが、「女性皇族」と、「女性天皇=女帝」の問題です。これは、現在の日本での規定は、『皇室典範』に基づくことから、不可能とされております。

しかし、王国として、イギリスをはじめとするヨーロッパ諸国では、女性が国家元首となっている例も少なくありません。実際に『皇室典範』の条項の改正が起きたら、江戸時代の初期に、明正天皇以来となる400年ぶりの女帝復活ということも考えられます。
ただ、今現時点では、皇位継承者は、女性に回ってくることはないという状況であるため、この問題に手を出すのか、疑問が残ります。

しかし、これが示す点を述べると、高齢化社会が天皇の扱いも変えてしまうという話は、決して雲の上の話ではなく、実際の日本で起きていることそのものといえるかもしれません。

ということで、次週は「ナチスに染まった若者が起こした犯罪」というタイトルで、昨月末に起きた相模原市障碍者施設大量殺人事件を深く掘り下げたいと考えております。
それでは、次回をお楽しみに。