近鉄東花園駅車掌転落トラブルから見る日本社会 上編

本日の話題の2本目は、「今の社会はどこへ向かう?」より、「近鉄東花園駅車掌転落トラブルから見る日本社会」というタイトルで、上中下編に分けて記事を書いてまいります。

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今回、トラブルが起きた場所というのは、大阪府東大阪市の東花園駅です。以前「∟車両部(新近畿車両)」の記事の前置きで紹介したのですが、実はこの駅は、2面2線ですが、奥に車庫を備えている東大阪市の拠点駅のようなもので、東花園駅始発となる列車も存在しております。
この駅の構造は、下に書いておきます。


←大阪難波側   /―――番線①――――分岐――――――分岐―車庫へ    
高架下のため空白/○○○○ホーム1○○○○\
――――――――分岐―――番線②――――――分岐――両渡――――――
――――――――分岐―――番線③――――――分岐―分岐―――――――
高架下のため空白\○○○○ホーム2○○○○ 空白/
→近鉄奈良側   \―――番線④―――――――/  

という構造です。太字が通過線となるため、主な列車は、1番または、4番乗り場で退避して、通過列車を待つという構造となっております。
今回起きたのは、第2ホームの3番乗り場と4番乗り場の当たりです。いったい何が起きたのか、その話を、J-CASTニュース社の記事とcakes社の記事から拾っていきます。

その日の午前11時のことになります。ことの発端は、大阪難波駅よりに3駅先の準急停車駅となる河内小阪駅で起きた人身事故があったために、その対応に当たっていたのです。
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その河内小阪駅で起きた人身事故というのは、午前10時35分に近鉄奈良駅午前10時3分始発、大阪難波駅経由神戸三宮駅11時28分着の快速急行が、河内小阪駅通過中に、70代の女性をはねたことが発端となります。この後に到着する列車(実際に待避線を備えている駅は、奈良駅側に一駅入った瓢箪山駅と、八戸ノ里駅の2か所です)から、影響を受けたということになってしまいます。
ちなみに、該当事故を起こした神戸三宮駅行き快速急行の生駒駅から、鶴橋駅までの所要時間は16分で、直後に影響を受けた大和西大寺駅先発の大阪難波駅行き区間準急と、尼崎駅行き普通のそれぞれの所要時間は、30分と45分となっておりますが、この人身事故が起きた直後に東花園駅に、列車はいなかったということになります。
尚、東花園駅には10時32分始発の尼崎駅行き普通が停車中と言った状態になっている状況だったと考えられます。
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おそらくですが、こんな感じの列車が、東花園駅の4番線ホームに、到着したと考えられます。しかし、この日は違いました。この時の車掌は、夜勤明けという状態で、緊急応援の形で配置されていた模様、ちなみに10時32分発の尼崎駅行き普通の後に控えている通過列車は、10時53分に鶴橋駅着となる大阪難波駅行き急行、おそらく、八戸ノ里駅で追い抜かれている大阪難波駅行き特急もいることを考えると、乗客の多くは、駅で何が起きているのか、わからないという状況にあったのかもしれません。

そこに、少なくとも6、7人の乗客(おそらく、大阪難波方面に行く人たち)に囲まれ、「ほんで、どう責任とんねん!」及び、「(代行)バス手配しろ」といった罵声を浴びせられ、10分ほど丁寧に対応していたものの、彼らの身勝手があいまって、車掌は、「もうこんな仕事やってられるかー!」、「死なせてくれ」と叫び、ホームを飛び出し、7メートル下の地上に転落したのです。

翌日のワイドショーで取り上げられたのですが、そこでのやり取りのほか、FacebookなどのSNSでも、話題は持ち切り、現在5日が経っておりますが、まだくすぶっております。

まさに、本当に人は、そのような状況に至った時に、このようなことをしていくのでしょうか…。次回はその話を取り上げます。次回をお楽しみに。それでは。