名列車列伝特集 07-10「2度の栄冠を手にした最長距離特急、日本海沿岸の発展に寄与した名列車! 10」

(N)さて、昭和60年以降、特急列車の縮小化が起きてしまう状態になった。国鉄、その2年後、6社の旅客会社と、1社の貨物輸送会社に分かれた状態になりました。
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(Kt1641F)しかし、初期の特急が多くの列車は、新幹線化されていくのです。ところが、なぜか特急列車として、主力としては、「雷鳥」と「しらさぎ」でした。そして、「白鳥」はどうなっていくのでしょうか?
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(Hs1208F)ということで、本日の話題の2本目は、「名列車列伝特集」から「2度の栄冠を手にした最長距離特急、日本海沿岸の発展に寄与した名列車!」の第10回目です。ということで、クハ481系200番の代走で、本日はクハ481型300番さん。よろしくお願いします。
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(クハ481型300番)では、話を始めます。昭和60年のダイヤ改正以降、国鉄の疲弊は、留まるところを知らず、昭和61年10月のダイヤ改正以降を最後に、そして、昭和62年4月1日に、国鉄が解体されて、JR全7社が発足したのです。そして、JRはあらゆる手を使って、特急列車の強化に乗り出します、それが「スーパー」化です。どういう事か、それについて、この人にご紹介いただきましょう。
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(クロ481型2000番)お初にお目にかかります。私はその関係で登場しましたクロ481型2000番と申します。実は、サロ481型からの改良車なので、クハ481型200番と同い年なのですよ。ということで、引き続き、説明を続けます。もともと平成に入ったころに、「スーパー特急化」が進行し始めます。その初期といわれているのが、JR東日本の3兄弟と、JR西日本の「スーパー」特急2種、JR九州の「スーパー」特急とされているものです。順に説明すると、JR東日本では、第6弾で紹介した「スーパーひたち」と、伊豆観光を目的とした「スーパー踊り子」が登場します。続いて、JR西日本では、今回取り上げる「スーパー雷鳥」と同期で活躍した「スーパーくろしお」でした。
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(Hk1000F)ところで、「スーパー化」したのはいいのですが、どこが変わったのですか?
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(クロ481型2000番)大きく分けて3つあります。1つ目は最高時速130キロ台に引き上げられたことです。これは、そのあと「新快速」にも適応されております。
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(Hk1000F)毎日、その「新快速」にやられているんだよなぁ。
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(クロ481型2000番)それは、大きな影響を与えていたことになりますね。それで、2つ目は、パノラマ展望を実現した車両構成にあります。もともと切妻型の車両を流線型に改良したことから、見晴らしがよくなったといわれています。これは、民鉄側からの技術を取り入れたことによるものです。
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(Kt1641F)確かに、この年と前後しているのですが、近鉄では「アーバンライナー」こと21000系が登場しておりますから、それをまねたのはわかります。
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(クロ481型2000番)そして、3点目は、「雷鳥」系統では初めて、分割編成が採用されたことです。現在の七尾線和倉温泉駅までを走破する列車が必要だったのですが、これをどう生かすのかまだ検討段階にありました。そこで、「スーパー雷鳥」では、7両編成と3両編成を足した10両編成で、大阪駅を出発し、富山駅に付属していた3両編成が、7両編成が和倉温泉に向かっておりました。これは、「サンダーバード」にも生かされたのですが、今では和倉温泉駅行きの列車が運転ができない状態になっています。もったいない。
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(クハ481型300番)それは、新幹線開業によるものですから仕方がないですよ。
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(Hs1208F)そんな歴史があったのですか、それにしても意外だったのは、「スーパー雷鳥」自体が、「サンダーバード」として生き残っているという事実ですよね。
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(クハ481型300番)それは、少し外れております。実は「スーパー雷鳥」も、「雷鳥」と同じように、停車駅のシステムは変わらなかったという反省があったのですよ。さらに、特急「雷鳥」と「白鳥」につても一つ変化はありました。昭和60年のダイヤ改正以降時点で、向日町運転区の所管となっていたのを、JR6社化以降は、JR東日本所管の新潟上沼垂運転区に移したのです。
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(Kt1641F)「かみぬまたり」ですか?
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(クロ481型2000番)読み方は、「かみぬったり」ですよ。「髮、塗ったり」と覚えるといいですよ。…あれ?
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(Kt1641F)いやいや、その覚え方は…www。
(N)そんな形で、運転車両の主役が、大幅に入れ替わった「白鳥」と「雷鳥」の関係は、その後の二人の運命に影響を与えていきます。一人は、航空機との戦いに、もう一人は、高速バスとの戦いにさらされ、前者はその中で徐々に衰退することになり、もう一人は、「サンダーバード」という強力な武器を手に入れるところへと向かっていきます。そして、さらに一人の役者たる「しらさぎ」は、「加越」とタッグを組んで、対東京北陸ルートの一つを形成していくことになります。次回は、その90年代に入っての両者のお話を続けていきます。それでは次回をお楽しみに。