激震、金正男氏暗殺、日本の安全保障に暗雲か? file3

本日の話題の2本目は、「今の社会はどこへ向かう?」から「金正男氏暗殺の衝撃」の第3回をお届けします。

実は、APF通信の配信によると、日本が提供した金正男氏の指紋と、家族から送られたDNAを基に、金正男氏本人であると言うことが確定しました。今回の事件の裏で日本政府がひそかに動き、金正男氏であるという証明できたのは、偶然ではなく必然だったといえます。

金正男氏が16年前の平成13年5月、ドミニカ共和国のパスポートを不正入手した疑いで、「旅券法違反」で強制送還を受けた事件があったことを、覚えておられる方が多いと思いますが、実はその時に、金正男氏であることを確認するため、指紋を採取していた事が、今回の暗殺の被害者証明に使われたとは、何とも言えない部分があります。

実は、今回の事件の裏側に、金正恩氏の権力強化が見え隠れすると、毎日新聞社と同系列のサンデー毎日では、見立てを出しているのです。第一憶測ですのでと前置きを着けますが、サンデー毎日配信記事が述べるには、事件の背景に2つの見方があるというのです。

一つは、

金正恩氏自らが最高権力者としての血筋を守るために、母親が違うとはいえ、血のつながる者を排除した

という見方です。これは、かつてコリアの歴史を紐解くと、何度も出てきますが、実は、自らの正当性を築くためいわゆるイメージ戦略として、血縁のある候補者は、排除されるという形になっているためです。

そのため、金正恩朝鮮労働党第一書記の可能性は高いと見えますが、実は、そうとも言えない見立てもあります。

実は、

北朝鮮側の人間が手を下したものの、「(北朝鮮が)金正男氏を暗殺せざるをえないよう仕向けられた」

これも、もう一つの見方です。この理由は、金正男氏を朝鮮民主主義人民共和国が暗殺するという動機がなく、中華人民共和国、及びアメリカ合衆国、もしくは、大韓民国の情報機関が、金正男氏の暗殺を仕向けたとしたら、こうなります。

『金正恩氏が身の危険を感じる』『体制を揺るがしかねない動きがある』といった情報が同氏に流され、その動きに金正男氏が関係すると見られた揚げ句、事件に発展

したと考えられます。ただ、これも憶測でしかないということです。

そして、毎日新聞では、それに、本年正月に、金正恩朝鮮労働党党第一書記が、

「いつも気持ちだけで能力が追いつかないもどかしさと自責の念に駆られながら、過ぐる年を送りました。今年はいっそう奮発し、全身全霊で人民のためにより多くの仕事をする決心をしています」

と答えたこと、さらに、今の朝鮮民主主義人民共和国の粛清の理由が分からないといった事情もあったため、かなり混乱していうという見方もあるようです。

どういった事情でさえ、朝鮮民主主義人民共和国が窮地に立たされるのは、必至です。全くどうなっているのか、わからないというところかもしれません。

と言うことで、次回をお楽しみに。