鉄タビ(臨時便)特集「鉄道変化」-1- 廃線となるローカル線の課題。

本日の話題の2本目は、「鉄タビ(臨時便)」より特集を組みます。サブタイトルが「鉄道変化」という題目ですが、本日の取り上げるお話は、ローカル線です。

そもそも、ローカル線というと、ひなびた街を1両編成の気動車、または電車が走る光景を思い起こすことはないでしょうか。たとえば、一つ上げるとすると、
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JR関西本線の加茂駅から亀山駅を結ぶ路線、
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草津線といったものが上がりますが、ここ近年、廃線となっているローカル線が目立ってきているのです。

昨年の12月、JR北海道管轄の留萌本線、留萌駅から増毛駅までの区間が廃止となったのは、記憶に新しいのですが、実は、一昨年からJR北海道では路線のリストラが相次いでおり、先ほどあげた区間だけでなく、江差線の木古内駅から江差駅が廃止されたのも記憶に新しく、ほかにも、JR化直後から不採算路線を削っていて、このままでは、味のある富良野方面や、さらブレットで有名な日高本線の廃線の可能性が言及されているという事態に陥っているというのです。

では、JR北海道に廃線危機の迫る路線が集約されたのか、理由を端的に述べると、次の3つになります。

1.大都市への集約化が一気に進んだこと。
2.道路整備強化と、航空の強化で人口流出が止まらなかったこと。
3.北海道道庁の中途半端な交通政策。

というものです。それを一つずつ説明していくのですが、
JR北海道の話というのは、実は、かつて日本の鉄道が抱えていたジレンマともつながってきているのです。

では、今から30年前の昭和62年、国鉄が現在のJR7社に変わったのが、その年の4月1日、北海道の鉄道は、赤字を垂れ流す路線を多く抱えておりました。この状況は変わってはいません。
特急列車を走らせていた主要路線以外は、ローカル線という意味が強く、白糠線が昭和53年は廃線となり、その流れは今も続くという状況なのです。

平成7年、赤字路線で廃止された初期廃線を除いた中で、初となる深名線の廃線が起きた後も、その流れは続いています。

鉄道ジャーナリストの、梅原淳さんに、SUUMOジャーナルが取材した話では、

「これまで廃止になった路線は、やはり乗降客の少ない路線です。1本の列車に10人くらいしか乗っておらず、動かす経費のほうがかかるので、走らせるほど赤字が膨らみます」

と語るように、今までの人口の都市部への集中が、一層加速してきているという話があるから、という見方もあります。

実は、都市部で廃線となった路線は、ほんのわずか、首都圏、関西大都市圏でもJR線からは一つも出ていないのが実情です。
ただ、大手私鉄では、直近の例を言うと、南海電鉄の天王寺支線が平成4年に、関東圏になると、横浜の東急東横線横浜駅と桜木町駅の間の区間が地下化による廃線となったくらいです。

それで、どうなっていくのかですが、今後もJR北海道以外での路線の廃止は、続く模様で、明年3月にJR西日本の三江線モ廃線となる確率が濃厚となってきているのです。

では、その話はどうなっていくのか、「-2-」では、国鉄改革がもたらした弊害について、その話を、ある鉄道からひも解こうと考えております。
それでは。