激震、金正男氏暗殺、日本の安全保障に暗雲か? file4

本日の話題の2本目は、「今の社会はどこへ向かう」から「金正男氏暗殺の衝撃」の第4回をお届けします。

「金正男氏暗殺の衝撃」の第3回が終了した後、パソコンの変更で、2週間ほど空いたため、事情が大きく変わってきております。まず、金正男氏の遺体が、どうやら腐敗防止処理を施された後、クアラルンプールから搬送されるという情報があり、今回どうやら、朝鮮民主主義人民共和国に引き渡される可能性が出てきたという話が飛び込んできています。

今回は、その事件の決着をどのようにして両国が図ろうとしているのかを、本日配信された聯合ニュースの記事から読み解きます。

実は、マレーシアの現地メディアが、伝えたところによると、金正男氏の遺体を、マレーシア国外に出す代わりに、朝鮮民主主義人民共和国国内にいるマレーシア国籍の9人と交換の上、3人の朝鮮民主主義人民共和国の外交官(高麗航空職員も含む)とともに、朝鮮民主主義人民共和国国内に引き渡されるという報道です。

実は、この事件の裏には、3人の安全を保障したということが、ポイントとなっていると考えられ、

3人が身を潜めているとされる現地の北朝鮮大使館へのマレーシア警察の立ち入りを拒み続けていたが、26日に突然、立ち入りを認めた

とあったようなのです。言ってしまえば、3人の安全を保障したからこそ、立ち入り調査を認めたということで、進展したと簡単に思ってしまいますが、差にあらず。

これは、マレーシア政府からの正式な発表がないため、情報自体が錯綜しており、スブラマニアム保健相は28日の記者会見で、「遺体はクアラルンプールの病院に安置されている。完全な解決策が導出されるまで保管する」と述べたため、遺体は一度クアラルンプール国際空港に移されたものの元の霊安室に戻された、などと言った情報もあり、どこまではっきりした答えが出たのか、なにも漏れてこないため、交渉が難航しているという見方もあるそうです。

しかし、当初からマレーシア政府と捜査当局は、事件の背後に北朝鮮がいるとの捜査結果を発表しているため、今回の交渉にも断固として応じないほうが得策という見方もあります。最終的には、金正男氏の直系家族、ハンソル氏を含めた意思確認は必要不可欠であって、そのあとで渡すのが筋ではないかというのが、結論であるのですが、今回の事件は、このまま対立と孤立を助長させてしまったものと、理解する必要はあるかもしれません。

ということで、次回をお楽しみに。それでは。