熊本は、私たちのフィールド(後編)

本日の話題の2本目は、「がんばろう熊本【熊本大地震関連】」の記事より、「熊本電鉄」の後編です。

実は、かつて経営難に陥った熊本電鉄では、旅行会社事業を持っていたことがありました。経営難に陥った時期に、経営コンサルタント会社などから提案されたのが旅行事業の撤退だったそうです。
しかし、そのアドバイスに対して、熊本電鉄の経営陣は、この提案を拒否します。実際に、インバウンドの効果を上げるには、旅行部門を手放すのは愚だと判断。していたのです。
実は、この考え方が実は、いい方向に働きます。平成31年には、熊本では、ラグビーワールドカップの日本大会の候補地に決まっておりますし、それ以外にも、平成32年の東京オリンピックが開催されることを考えると、事業を手放すのは、得という判断にはなりません。

それを、予期していたのかどうかは、わかりませんが、インバウンド旅行を行える環境が整ってきているのも、存続さる条件となっていたのかもしれません。その中で、

 「不採算事業から撤退、遊休地売却や関連会社の整理を進めた。どうやって再建計画を軌道に乗せ、会社を成長させるかが課題だった」

と当時の課題に向き合った当時常務で、現在の熊本電鉄社長の中島敬高さんは、当時の苦労をこのように語っております。
実は、その旅行事業で、軸足を置いていたのが、台湾でした。

どうして、台湾なのかと言いますと、台湾に近い九州だからという意味ではなく、日台の友好関係に尽力した政治家がいるからとされているのです。実は、第3代社長である松野鶴平さんと、その息子の頼三さんが、自民党の大物国会議員にもなったとされておりました。

その関係から、日台関係を重視した関係からか、その部分から派生した華僑ネットワークを駆使して、観光事業の拡大を目指しているのが5年前の平成24年からです。平成25年9月には、台湾・高雄市と国際交流覚書(MOU)を熊本県と熊本市が締結したこともあり、追い風となっていく事になったのですが、昨年4月に2度の地震を経験した後、6月に、新たに台湾に事業所を開設し、高雄市とも協定を結んでいるのですが、そこから、修学旅行の誘致に力を入れているという話だそうです。

「熊電としては宿から観光地めぐり、食事まで、すべてワンストップサービスで対応できる。台湾事務所を構えたことで信頼感も増した」

と意気込む中島さん。このほかにも、レトルトカレーの販売にも力を入れており、アンテナショップも設けて、鉄道以外での多角経営を行っているということだそうです。

地震から1年と1か月が経過した中で、気を吐いている熊本電鉄、まさに、「熊本がわがフィールド」という意味も納得できます。

がまだす!! くま電!!

観光業を中心に自分たちのフィールドを守っていってくださいね。ということで、熊本市長の敗戦の弁のお話です。ということで、次回をお楽しみに。それでは。