名列車列伝特集 09-15「山陰本線を名路線に成長させた名特急! 15」

(N)本日の話題の2本目は、「名列車列伝特集」の「まつかぜ」編からです。本日は、平成8年の大改正によるお話です。
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(Kt1641F)平成8年の大改正となりますと、主に京阪神地区がメインとなりますね。
(N)ええ、その通りです。実はこの改正は、以前登場した特急列車が廃止、もしくは臨時列車化された時期とも重なります。
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(Hs1208F)確か、第4弾「あさかぜ」編で、「みずほ」の廃止が決まったのも、まさに、この時期ですよね。それに、多くの路線で、ものすごい変化が起きていたということを示しておりますよね。ということで、「山陰本線を名路線に成長させた名特急」の第15回をお届けします。それでは、皆様ご登場ください。
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(キハ181型)さて、話は平成に入り、宝塚を含んで近郊路線として、性格が変化した福知山線を走る「北近畿」とネットワークとして、運用を受け持っていた「あさしお」ですが、平成年間に京都駅から電化工事が始まると、京都駅付近の近郊列車の多くは、京阪神の列車運用を追い出された113系電車のすみかとなり、気動車急行「丹後」号とともに、私が運用する「あさしお」も活躍の場を失う時期が、そこまで差し迫ってきました。それがどういうことなのか、分かるお方も多いと思いますが、ディーゼル車両の老朽化が、頭をもたげていたころ、新型気動車の開発を余儀なくされたJR四国、そして独自の路線展開をしていたJR北海道(第8弾「おおぞら」編で紹介した「スーパー北斗」がまさにそれです)意外に、非電化区間に特急を走らせていたのは、この当時、3社しかいませんでした。一つは、JR九州で運行路線は、2路線、一つは、本年の九州北部豪雨の被災地である。日田駅を経由して久留米、大牟田駅から由布院駅と大分駅を結ぶ、久大本線特急「ゆふ」、もう一つは昨年の熊本震災の被災地域となっている熊本県と大分県を結ぶ豊肥本線特急「あそ」でした。そして、私たちの所属していたJR西日本では、山陰本線を走る特急「いそかぜ」、「くにびき」と、京阪神から山陰本線を走る「あさしお」、さらにJR東海では、ハイグレード気動車85系を用いた、高山線特急「ひだ」と、紀勢本線特急「南紀」くらいのものでした。
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(キハ187型)それでは、私の運行形態の土台は、先輩によって築かれたということですか?
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(キハ181型)そういうことですね。ただ、私たちが走っている時代とは異なっていたのは、それからさかのぼること2年も前に、新たな路線が開発されてい無かったという要素が大きかったこともあって、この当時のメインルートは、まだ「あさしお」が握っていたのです。それが何かと言いますと、2年前に登場した「スーパーはくと」と、合わせて開業した智頭急行線という路線でした。
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(クハ381型)しかし、昔は、国鉄規格で路線を建設しようとしていたという話がありましたよね。
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(キハ181型)まあ、智頭急行という第三セクターで運航したことによって、鳥取県へのバイパスルートが完成にこぎつけたのです。これが、平成6年のことです。区間は兵庫県の相生駅と、岡山県の智頭駅までを結ぶ路線としておりました。その時に新大阪駅と鳥取県の倉吉駅までの区間を、運転する特急に「白兎」という名前をという形にしたのです。「白兎」というのは、かつて京都駅と、松江を結ぶ急行として昭和63年の改正で消えて以来、これが6年ぶりの復活と相成るわけです。
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(クハ183型800番)期待されて、平成8年に至るまで、山陰本線の残りの区間の工事が行われるわけです。ところが、そのために、犠牲になったのは「丹後」と「あさしお」となっていきます。
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(クモロハ287型)私もこの改正で、誕生した特急の運用も担当していく事になりますが、最初は、183系800番さんたちが請け負っていた列車です。この時に登場した列車名が「きのさき」、「はしだて」でした。
イメージ 6(クハ183型800番)ということで、多くの列車名が「たんば」などが誕生するなど、変化もあるのですが、この2列車は、今でも活躍しております。
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(キハ181型)こういった事があってか、平成6年の「スーパーはくと」の登場、平成8年の山陰本線電化区間の拡大が行われました。ところが、そのあいだに1年空白があります。何があったのかと言いますと、あの話ですよね。
イメージ 1(Kt1641F)「阪神大震災」ですね。
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(キハ181型)まあ、そんなこともあって、京阪神の列車は、すべて電車として運転しているために、181系気動車車両は多くが、山陰本線西部に追いやられることになります。
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(キハ187型)それでは、続いては、西側の平成4年以降の動きをお話していきます。
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(Hs1208F)そういうことで、次回をお楽しみにしておいてください。