名列車列伝特集 12-15「東北圏内の寝台特急の発展に貢献した名特急! 15」

(N)本日の話題の2本目は、といいますか、正式に言いますと3本目になるのですが、「名列車列伝特集」の「はくつる」編をお届けします。実は、実質上「はくつる」本体のお話は、前回で最終回を迎えましたが、「北斗星」と「カシオペア」はどうなっていたのでしょうか。
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(Kt1641F)逆風が吹き荒れていた2000年代以降、どういった展開が待っているのか…、それについてみていきます。
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(Hs1208F)名列車列伝特集の「東北圏内の寝台特急の発展に貢献した名特急」は第15回です。それでは、ゲストのお方に登場していただきましょう。
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(EF510型)さて、平成15年の東北新幹線八戸駅開業で、東北本線の路線が分割され、岩手県盛岡市の盛岡駅から八戸駅までの在来線が、第3セクター会社2社に譲渡される結果となりました。ところが、その区間を走る列車に関して問題が発生してしまいます。実は、多くの貨物列車が通っている路線をわざわざ切り離すのは、JR東日本側にとっては得策ではありません。しかし、現実では、旅客列車についての需要は下降気味。そうなると、特急列車の運転ができなくなった以上、その路線の使用は諦めるべきという意見が出てきますよね?
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(Hs1208F)そうですよね。しかし、そうはならなかった…。
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(ED75型)そうです。特急「北斗星」と「カシオペア」は、北海道を直接結ぶという使命をまだ持っていたことから、廃止されることはありませんでした。しかし、特急として運転されている以上、何らかの改善が見られないといけないのですが、この時に、「夢空間北斗星」が廃止となる事態になりました。これは、「カシオペア」の影響が濃く、完成を見たのだからお役御免となることを意味していたわけです。しかし、これだけにはとどまりませんでした。
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(EF510型)しかし、実際には「夢空間」を冠した列車が消えただけで、実際に「夢空間」の車両が使用され続けております。ところが、この関係で「エルム」が平成19年に廃止、平成20年には、「夢空間」の運用自体と1往復の「北斗星」が廃止されてしまいます。これは、来る北海道新幹線の開業に向けてのカウントダウンといわれておりました。
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(Kt1641F)しかし、こうなると、いつ廃止されてもおかしくありませんよね。
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(EF510型)それがそうではなく、実は、まだまだ運転をし続けます。平成22年には、東北新幹線が新青森駅まで全通し、新幹線が東北を駆け抜けるようになったのですが、青函トンネルまで新幹線が走らなかったことから、「北斗星」と「カシオペア」は存続していきます。この時に、上野駅と青森駅を結ぶ任務に就いたのが、私、EF510型500番です。ところが、その4か月後にあの大震災が東北一帯を襲います。それが、「北斗星」と「カシオペア」にとっては致命的な一撃となってしまいました。なぜかといいますと、当時の電力事情で、夜行列車にかかるコスト面出の脆弱性が露呈したことが理由となり、平成27年に「北斗星」は定期運転を終了することになり、臨時運転がしばらく続くのですが、それも、3か月後には正式に廃止されてしまいました。
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(Kt1641F)結局「カシオペア」が残ったのですが、それも、消えてしまうのですよね。
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(EF510型)その通りですね。私がけん引したのは、わずか5,6年でした。しかし、「カシオペア」は形態を変更して、「クルーズトレイン」として再出発していきます。その時に牽引機関車は、私が富山に異動したことによって、EF81型先輩を筆頭に、最新鋭のEH級電気機関車であるEH510型、EH810型君たちも加わり、さらに、直流区間では、私の側面デザインの元を作ってくださったEF64型1000番先輩も参加しているということ聞いております。非電化区間では、DD51型さんに代わってDF200型君が列車を引っ張ってくれているそうです。E26系さんに聞いたところ、「どのお方も、EF510型さんや、ED79型さん、DD51型さんからアドバイスをいただき、それによって運転をされている」とか、特にEF81型先輩は、慣れた手つきで、エスコートをしておりますし、EF64型1000番台先輩にアドバイスをしているとか…。
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(ED75型)確かに、首都圏と北海道を結ぶ列車としての役目を終えたのは、事実ですが、別の形で新たな鉄道の魅力を発信する形で列車として運転を続けているということを考えると、「カシオペア」さんたちが生き残るのは、「クルーズトレイン」としてかもしれません。今現在、東北方面を走っている事実上の寝台特急は無くなってしまいましたが、実際に、北海道と、首都圏を連絡または直接結ぶという発想は、人々の悲願を実現させてきました。そして、最後の仕上げとして「北海道新幹線全通」が待っているのですが、その時には、夜行列車も復活してもらいたいですね。
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(Kt1641F)最後の〆、ありがとうございました。皆様いかがでしたでしょうか、寝台特急というのは、人々の夢を乗せて走るというのが、かつては蒸気機関車などが、彼らのエスコート役でしたが、電化後は、電気機関車がその任務を担い。さらに電車での運転も始まります。そして、迎えた直通列車の登場で、人々は、「北海道」を身近に感じさせるようになっていきました。その行方は「北海道新幹線」の成功にかかっているといわれております。彼等がたどった足跡は、決して無駄ではなく、その後の「北海道観光」の活性化を後押しするきっかけともなりました。皆様は、彼らが活躍した時代に思いをはせてみてはいかがでしょうか。ところで、ナレーターさん、お知らせがあるのですよね?
(N)ハイ、実は、明週から、「名列車列伝特集」記事は、1か月の間ですがお休みをいただきます。理由は、仕事の関係上土曜日も出勤となり、「鉄タビ」本編の記事が書けないという事態が発生するためです。ということで、次回の記事は第13弾の「くろしお」編で、明年のお年玉記事としてスタートします。何卒ご理解賜りますよう宜しくお願い致します。ということで、本年の記事は、ここで終了と相成ります。ご視聴ありがとうございましたm(_ _)m。