名列車列伝特集 13-06「紀伊半島の縦断した名特急06」

(N)さて、本日の話題の2本目は、「名列車列伝特集」の「くろしお」編の第6回ですが、今回のお話は、マイナー急行たちのお話です。
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(Kt1641F)さて、特急「くろしお」からいったん離れ、「くろしお」を支えたマイナー急行のお話ですね。
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(Hs1208F)そう、一部出てきましたけれど、今回は徹底的にやるのですね。ということで、名列車列伝特集の「紀伊半島の縦断した名特急」の第6回です。それでは始めます。
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(キハ82型)さて、大阪の天王寺駅と名古屋の名古屋駅から出る急行をメインとしていたのですが、実は、大阪府内と愛知県内から出る列車を確保できたのですが、関西という場所は、観光都市となる京都が有名ですよね。しかし、当時の国鉄は、貨物列車に旅客列車を運転できないという規定があったことから、京都駅から新大阪駅を経て、和歌山方面、大阪駅から天王寺駅を経由する快速が走っていたわけではありません。
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(Nk7157F)となると、京都駅から奈良駅を通過する「はまゆう」号は、奈良県内の関西本線を経由して、王寺駅から和歌山線に入り、和歌山駅から紀勢本線に入る列車が運転されている形から、実際に、阪和線を走る急行寄り往復数が多くないという形で、運転されていたことを考えると、相当苦労していたというわけですね。
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(キハ58型)名古屋及び京都駅から奈良駅を経由する急行が運転されていたのですが、それ以外にも、有名な急行が走っておりました。それが「志摩」と「くまの」です。実は、第3回において紹介した準急「鳥羽」、「勝浦」から名称を変えた列車でした。実は、この列車は、京都駅からどういう経路をたどったのか、不思議ですよね。
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(Kt1641F)そうですね。実は、近鉄特急の京伊特急の経路を参考として、お話しますね。まず、京都駅を出た京伊特急は、京都駅から奈良県内に入り、大和八木駅から、東側に進路を取ると、近鉄大阪線を東へ。賢島駅まで走ります。
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(キハ58型)では、どう走っていたのかといいますと、京都駅を出ると、草津駅まで東海道本線を走り、草津線に入った後、柘植駅で関西本線に入り、関西本線と紀勢本線の分岐点となる亀山駅を過ぎて、亀山駅から紀勢本線に入る形を取りました。実は、これとは別に、関西本線の起点名古屋駅まで向かっていく列車があったのです。名前は、ある有名観光地の名前を取っております。
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(Hs1208F)ど、どこでしょうか?
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(キハ58型)この話は、あの人が知っているはず。
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(Hk3311F)私だったら、大丈夫ですね。確か名前は、「平安神宮」から「平安」という名前でした。京都駅から名古屋駅には、「平安」とは別に東海道本線を走る急行が存在し、また、新幹線も走っておりましたので、需要はどこにあったのか…。実際には、伊賀地方と中京圏を結ぶ列車の一員として、運転されていたわけです。
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(キハ58型)「平安」という名前は、「しらはま」、「志摩」を併結していたわけで、ほかに、伊賀地方と中京圏を結ぶ列車は、「平安」だけでなく「かすが」という列車が走っていたので、そちらの方が、運転本数から多かったのですが…。それ以外の急行ともに運転されていたのですが「しらはま」、「かすが」を含めて、関西本線を走っていた急行が多く、「平安」は1往復で十分だったということになります。
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(キハ82型)もともと、京都駅までの需要が「志摩」と「くまの」で十分足りたことを考えると、中途半端な形だったわけです。それと、実は昭和43年10月時点で、急行系統の大幅整理が行われるのですが、「南紀」と「きのくに」が統一された以外に、「しらはま」に関しても「はまゆう」が、そのまま「しらはま」となったわけではなく、抱き合わせで、「はやたま」がいました。「はやたま」が急行として運転されていたのは、昭和37年から昭和43年までのわずか6年でした。
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(Nk8010F)しかし、「はやたま」といったら、普通列車の名前で聞いたことがあるのですか?
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(キハ58型)その通りでしたね。実は、その前までは、急行の列車名で運転されておりました。
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(Hs1208F)そうですか…、でも消えたのは…?
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(Kt1641F)それって、うちの特急たちが結構かかわっている部分ですから(-_-;)。
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(キハ82型)そして、昭和43年10月1日のダイヤ改正での「くろしお」は、5.5往復でした。実は、季節列車の運転も含めてでした。この理由は、季節列車で天王寺駅と白浜駅及び新宮駅の間で1往復を増発し、5往復化しましたが、ほかの1本増加させて運転されていました。次回のお話では、少し変な経路を取った特急「あすか」のお話をしていきます。