"小説「虹色の十七世紀」1 上"の記事一覧

タイトル:第三章 北田一美 18

しかし、呼び止められたのではないにもかかわらず、一美は、戻ってきた。なぜそう言う事になったのか、一美には分かっていた。 自分の中にある何かに気付いたと、一美は感じていたのである。それだから、一美は慌てて戻って来たのである。どうしても、聞きたかったのだ。 一美が本当に龍を抱いていたのか、それを確かめるために、一美は自分の母の言っていた事を…

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タイトル:第三章 北田一美 17

それが、どうしてこう言う事になったのか、今日で3度目、月は変わって11月の今日は一日、だが、もうは何も語らず、沈黙。 思わず、一美がため息をついた時だった。1人の少女が現れ、一美に歩み寄った。誰とも知らぬこの人物に、一美は、何かの夢を見ているのではないかと、思ってしまった。 この人物こそ、ラフィ・エメラルディア・ソル・ライト・セイラ・ラ…

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タイトル:第三章 北田一美 16

その頃、一美たちは、とある人物を訪ねる事にした。場所は、広州ライトレイラス地区と呼ばれるところである。そこに、ラフィ・エメラルディア家はある。そこに一美たちの訪問する人物がいる。 名はラフェリア、その人物が、一美に会いに行ったのである。中国の古典「三国志」には、次のような話がある。 劉備玄徳(蜀漢照烈帝)は、諸葛亮公明に会いに行くのに、…

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タイトル:第三章 北田一美 15

その次の日、再び話し合った。その話とは、ラフィ・エメラルディア・ソル・ライト・セイラ・ラフェリアの事である。 「それより、何か分かりましたか?」 と優香が聞いてきた。ここは、一美の部屋である。昭代は、どうしようかと、考え込んでしまった。 「一美様、どう言う事を考えているのか、分からないのですが、広州をいったいどうするのですか?」 それに…

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タイトル:第三章 北田一美 14

その頃、一美は考えていた。一美たちの兵力は広州全土を集めて、数万人になる。しかし、それだけではだめだ、と一美は考えていた。 もし、反乱を起こすと言う前提に立てば、そうなるだろう。しかし、反乱ではなく、防衛面ではそうはいかない。 だとしたら、どうすればよいか、分からない。資料と地図、そして、天面図を睨んでいた。 「福州から、軍を借りてはい…

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タイトル:第三章 北田一美 13

一方、中型空母艦艇の建造は、新たに、広州コロニー地方政府から、防衛のための依頼があり、それによって、軍艦の造営を急いでいたのである。 第1番艦の「愛宕」に続いて、第2番艦「安芸」、第3番艦「愛鷹」、第4番艦「穴水」と商船用建造艦船に加えて、第5番艦「浅間」。それに、地方政府からの要請により、第6番艦に「天橋立」、第7番艦に「阿武隈」、第…

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タイトル:第三章 北田一美 12

それから、数日ほど一美は考え込んだ。何が大切なのか、そして、何をするべきか…。一美は、自室で考え込んでいた。 (これでは、この国はどこに向かわなければならないのか、それをどうするか、今、問われている事は、ここに通じている。だが…、兵力、知能が不足している中で、それをどうして補うか…。) 一美には、悩む事が多くなってきた。それは、この「大…

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タイトル:第三章 北田一美 11

その後、寄港地に戻り、試験は終了となったのである。 「どうでしたか? 何かありましたか?」 心配して弟の穂積が、来ていたのである。穂積を見て、一美の眼に涙が浮かんだ。なぜか、彼を抱きしめてしまったまま、動けなくなった。相当な恐怖に襲われた一美が、その悲しみをいやしてくれる相手を、探していたのかもしれない行為だった。 しかし、弟本人は、迷…

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タイトル:第三章 北田一美 10

その為か、戦線の傍観者達が、そう言った形で、興味を示していたのに対して、動かしている本人たちの場合は、そんな事を気にする余裕はなかった。 そう言った状況の中で、一美は海賊たちの攻撃をかろうじて防いでいた。それは、この戦闘ロボット、バスタードガンダムの性能が一美の身代わりとなっているのだろうか。 「この機体は、私の代わりをしてくれている……

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タイトル:第三章 北田一美 09

戦線は意外と、政府軍側が不利となっていた。新性能の機体ばかりに乗っていたのである。だから、戦闘不能になる機体が多かったのである。 それだから、何度も投入しても、性能が劣る為に、次々と戦闘不能、または、撃墜されると言う事になっているのである。その海賊軍の使っている戦闘ロボットは、ウィンダムと呼ばれる機体である。 もともと、羽(Wing)と…

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