"小説「虹色の十七世紀」1 中"の記事一覧

タイトル:「広州軍」北田一美 12

その気づいていなかった事は、合肥合戦にて起きた事そのものだった。それが、結果が予想を覆してしまい。なんと、『紅巾』軍の大勝利で幕を閉じたのである。 それに因り、『大波』軍の当初の目的が、遠のいたのである。要は、それが広州、広西、雲南、福州連合と『紅巾』軍とを戦いに至らせる要因になるのである。 つまり、『大波』本国政府の影響力が弱まり、比…

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タイトル:「広州軍」北田一美 11

一方、福州では、前線基地の防御網を固めるために、幸達が、訪れていた。 「総司令官殿は?」 と聞いてくる人物がいた。前線の総責任者に任命された人物がいる。それが、兵頭直胤であった。 「今、広西に向かっております。それより各隊は前線をどうするかで検討を重ねております。それに、紹介しておきたい人材を呼んでおりますが、なかなか持ち場を離れない為…

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タイトル:「広州軍」北田一美 10

それから、しばらくして、勇策たちの元に、2人の武将がやってきた。理由は、福州に関する防衛軍増援という使命を帯びたからである。その2人とは、幸と紀子の2人である。勇策は2人に、孫嬪と啓宗を紹介した。 「この2人は、私の腹心として、活躍してくれる人だが、君たちが加わってくれた事によって、広い知識を得られるかもしれない。私は、これから、広西に…

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タイトル:「広州軍」北田一美 09

そんな中で、広州の動きが活発化していると言う情報を得ていたチベットでは、何が起きるのかを読むのに、時間をかけていた。 なぜなら、防衛線を張っている4州が、何をやろうとしているのかを、何を目的に作っているのか、それについて探ろうとしていた。そうした状況のさなかに、一美が来ると言ったのは、彼らにとって意外と言ってもよい事だった。まさに、珍客…

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タイトル:「広州軍」北田一美 08

所で、汪叙経がそんな事を考えている中で、広州、福州、広西、雲南各州は防御態勢を構築し、一美も許可を出して対応し始めた。 現地で陣頭指揮をとっているのが、福州では勇策、広州では穂積、雲南州では宗弘で、その防衛構築に関する会議が、広西チワンで行われようとしていた。 だからと言って、相手が、『紅巾』軍だけとは限らないので、それに関する対策も必…

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タイトル:「広州軍」北田一美 07

一方、一美たちを乗せた船を含む船団が、チベットに向かっている中、『大波』本国政府内では、大騒ぎとなっていた。理由は、福州と広州の動きに呼応して雲南州が、援助をしていると言う事実を耳にした事が発端であった。ある者が、 「我々を狙っているのではないのか?」 と疑心暗鬼になり、ある者は、 「自衛のためとして、彼らは戦う事になるのではないのか?…

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タイトル:「広州軍」北田一美 06

その頃、広州では、その知らせが届くと即座に、援軍の派遣を決定し、そのほかにも援助物資を送る形でカモフラージュさせて、輸送すると言うものである。 それが果たしてうまくいくかどうかは、商団員腕に掛っているのだが、この方針に対して、幸が穂積に対して、 「おそらくですが、本国政府はこの事に、敏感になっております。もし兵士を送るとなると、それを口…

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タイトル:「広州軍」北田一美 05

チベットに向かっている一美たちの留守を託されていた穂積は、とある情報を入手していた。 「まさか、もう動き始めていたとは…。これは姉上に知らせなければ…、対応が遅れると大変な事になるぞ。」 どう言う事か、次の話を説明しておきたい。 それが、広州周辺と言うより、福州の周辺付近で、海賊と『紅巾』軍海上戦闘隊が、衝突していると言う話があったので…

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タイトル:「広州軍」北田一美 04

その頃、福州では防御に関して協議が、続いていたのである。そして、それが危機的なものになっている事を、勇策と啓宗は感じ取っていた。 その理由は、福州が軍備の増強を進めている事を、本国政府が、警戒し始めたのである。それはどう言う事かと言うと、福州の防御を高めるために、人を雇ったはずが、自分たちの首を絞める結果になってしまったのである。さすが…

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タイトル:「広州軍」北田一美 03

その話に、昭代、クリフと優香がその話を聞き、興味を示した。それは、宗弘の話している事に興味を示していたのである。 「何を話しているのですか?」 とクリフが、聞いてきた。 それに、宗弘と一美が気付いて、 「あの時の、手紙があったと思うけど、その手紙について、話し合っていたわけ。それに、これからの事についても考えてみたいと、言う事で話し合っ…

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