"小説「虹色の十七世紀」1 中"の記事一覧

タイトル:紅巾乱戦勃発 22

と言っても、一美は広州からでなかったものの、多くの港から集まる情報をもとに、商いをしていた。その頃から、一美たちの周りで、他の商人からの不穏な動きを聞いていた。ある商人からは、 「おそらく、この時代と共に、多くの州や属国で反乱が起きていて、本国政府などは対応が難しいと聞く。それゆえ、地域に根差した改革が求められていると言うのに、『大波』…

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タイトル:紅巾乱戦勃発 21

こうして、益州では、内紛状態になっていた。それで、益州の隣の雲南では、独自の動きを始めていた。これには、そのお隣の国家として「越南」の存在が見え隠れする。その援助を、しようと考えていたのである。 支倉孝平は、その中で、貿易をしている商人と共に、商団支部で暮らしていた。その中で、この事を感じていた。「越南」がこの頃、考えていた事は、ある文…

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タイトル:紅巾乱戦勃発 20

しかし、戦乱が終息する事もなければ、広がる事もなかった。その理由は何かと言うと、多くの戦力をお互いの郡が、失った事によって、行動できる範囲が狭まった事が原因だったのである。 それに因り、兵士として行動する事が出来ない、と烙印を押された兵士も出る始末だった。それは、『大波』政府軍、『紅巾』軍の両方で起きた事である。 その数、『紅巾』軍が4…

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タイトル:紅巾乱戦勃発 19

その10時間後、一体何があったのか、『大波』政府軍の増援部隊、つまり、慶州軍が、犀川から攻めてきた『紅巾』軍を左右で崩し、それによって『紅巾』軍が崩れたと言う事であった。 『紅巾』軍が崩れたとなれば、そのまま、追撃に彼らは移ったと言う事になるだろう。しかし、上杉景朝はここで、追撃の中止を決断したのである。 この決断は、援軍にしか伝わらな…

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タイトル:紅巾乱戦勃発 18

それで、どうかと言うと、益州の対応いかんにかかる事になった。どうなったのかと言うと、益州の対応は、どちらに偏った対応を取るか、取らないか、注目されていたのである。 その答えは、チベットとの話し合いが中心にした方が良い。それが、彼らの答えだったのである。 つまり、彼らの主張は、他国との戦争を避け、内乱状態を早く打開する事が大事だと言う事だ…

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タイトル:紅巾乱戦勃発 17

それから、もう1つ、反乱勢力の中で変わった出来事が起き始めていた。それは、ある旗を掲げた軍隊が、中華地域の反対側で勃興したと言う事にあった。正確には反乱軍ではなく、正式な軍隊であった。その軍隊の名前は、トルキスタン・ウィグル連合王国と言う国家の、国軍そのものが、『大波』ひいては、『イランイスラム帝国』に叛旗を翻した。これにより、援軍をト…

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タイトル:紅巾乱戦勃発 16

但し、この『口実』は3年後に生きるのであり、この時点では、その要素はまだ出ていない時期に当たる為に、一美は立ち上がろうとはしなかった。だから、もう少し様子を見るべきではないのか、と注意を促した事に他ならない。 しかし、中央では、『紅巾』軍の数が増えていて、監獄を破った囚人たちがこぞって、入隊し風紀はさらに荒れ果てていたのである。それによ…

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タイトル:紅巾乱戦勃発 15

この4か所で、2万人の人々が、実質的に徴収と言う形ではなく、自らの意思で集まってきた出来事には、マスコミや、他の州からも注目の的となっていた。その頃、朝廷では、この2万人の兵力問題が、影を落とし始めたのである。これは、反乱になるのではないかと、そして反乱軍は、勢い余って、首都になだれ込むのではないかと、しかし、それぞれの州政府は、反乱軍…

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タイトル:紅巾乱戦勃発 14

その頃、この啓示は広州の全域に広がり、他にも多くの人が集まるようになっていた。それにより、多くの人材が、集まっていたのである。 その数、5000人になっていたのである。其の5000人の中には、社会から取り残された人もいたのである。例えば、広州から少し内陸部の地域では、女性と男性の間の第3の性と呼ばれる人々も含まれていた。その中で、そのリ…

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タイトル:紅巾乱戦勃発 13

その頃、一美は、対策案を話し合っている段階だった。そう言う点で、その点で様々な意見が出されていた。その為に、色々と議論が沸騰していたのである。 その理由は、多くの考え方を一つにまとめていく為、多くの商団員から意見を集め、似たものを一つの意見としてまとめ、それを、もう1つの意見と比較して、それをもとに調整すると言う事をやっていくのである。…

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