"小説「虹色の十七世紀」1 下"の記事一覧

タイトル:広州迎撃戦 20

ところで、そんな中で、世界情勢から取り残された国家があった。それは、日本と琉球の事である。この日本と琉球は、この当時から、海上封鎖をしていたのである。これは、中華の騒乱の影響を被らないためにも、両国が協議を行って、今回の議決に至ったのだと言うのである。 そして、それによって影響を受けたのは、東南アジア諸国であった。とくに大打撃を受けた国…

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タイトル:広州迎撃戦 19

どちらが、弓を引くか…、それが問題となっていた。だが、一美たちは、それ以外の道を探していた。つまりは、弁舌に長けた人材を登用しなければならない。 これから、そのような人物が、果たしているのかどうか、一美は考えていた。それより、大事な事を忘れているような…。ふと思い立つと、穂積に渡したあの手紙が気にかかっていた。そのころ穂積は…。 穂積自…

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タイトル:広州迎撃戦 18

そのころ、『大波』軍は、まだ南下をつづけていた。それにしても、どうしてか進軍が遅い。これに疑問を感じていたのは、川添環ぐらいであったかもしれない。 だが、多くの将兵が気づかない中で、一美の陣地に踏み込む、しかし、本当のところは、だれが敵なのか分からなくなっている中で、本当に、一美は敵になったのだろうか、だれが定義づけたのだろうか。それを…

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タイトル:広州迎撃戦 17

そんな夜に、広州一帯で多くの人々が不可思議な現象を目撃している。夜中に入って、広州コロニーを無数の黄金で光る龍が飛んでいたという話であった。この話は、次のようなものである。 一美が居住する地域、つまりダウンタウンから、多くの龍が放たれて、そして、四神の方角に行ったのだが、四神の地点が、宇宙ではどうなっているのか、それについての定義が定ま…

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タイトル:広州迎撃戦 16

その卵を見つつ、一美に穂積は尋ねた。 「今すぐというわけではないのですか?」 と、それに、一美は首を振らず、頷きもしない。 「姉上…。」 黙ったままの一美に、穂積は姉の心のうちを察さずにはいられなかった。本当は、こんな惨い事をさせたくないと、案に語っているようだった。 そのあとは、2人の間に言葉はなかった。 「この卵を、どうするのか聞き…

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タイトル:広州迎撃戦 15

家臣たちの話が、一美の父である武彦の耳にも入っていた。 「一美は、自らを犠牲にしてまで、己の信じる道を貫くと言う事だと思わぬかね。」 と武彦は、家臣たちに漏らす。 確かに、己の信じる道を貫くのは、いかに厳しいのかをそれは一美にも分かっているはずである。それではなく、一美の考えている事は他にあるのではないか、武彦は一美が如何にして、広州を…

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タイトル:広州迎撃戦 14

だが、そう言われても、今の状況は飲み込めるものではない。北虜南倭状態に近い事が興っていたのだから、彼らにどうする事が出来たのかを問うのは酷であるかもしれない。それでも、彼らは、必死になって抑えようとしていたのかもしれない。その理由は何か、彼らの誇りともとらなければならないが、彼らが、死守しようとしていたのは、此国の宗教と、自らの権益だっ…

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タイトル:広州迎撃戦 13

それにしても、一美は、まだ息が上がったまま、ベッドに転がっていた。何度、兼人の体を受け入れたのか、数える事は考えていなかった。 すでに、2回か、いや3回かもしれない。しかし、これほどまで、龍の力が彼の中に浸透していたとは…、一美には信じがたいものとなっていた。それにしても、彼自身が驚いているのかもしれないと、一美は思っていた。 そう実際…

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タイトル:広州迎撃戦 12

唇を近付けてきた一美が、可愛らしく兼人は思っていた。そのまま、固まっている自分に気付き、それに気付いたのかもしれないが、兼人は眠るように目を閉じた。 どうしてそう言う事をしたのか、理由は1つ、一美に対して失礼に当たっていたからだと言う事だった。それに、一美は、兼人に対して好意を抱いているのかもしれない。そう考えた。 一美の体に、染み込ん…

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タイトル:広州迎撃戦 11

一方、広州では、このような事を見越していた為か、一美達は早速商団の護衛軍の調練の回数を増やし、一美自ら、陣頭指揮にあたっていた。 遂に、戦場の空気があたり一面に漂い始めた。もうそろそろ、戦が起きると言う事を、多くの護衛兵たちが感じ始めていたのである。 だから、この状態をいち早く脱出するにはどうすればよいのか、それを視野に入れたほうがよい…

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