"小説「虹色の十七世紀」1 下"の記事一覧

タイトル:『紅巾』軍との対決 42

さらに会議は続き、一美たちは色々と結論を出し合っていた。 最初に、確実に軍備を温存し、その上で、守りを固めるのはもちろんの事ながら、時としては攻めも撃つと言う形で決着がついた。その次に、籠城できる期間は1月から2月ほど、それ以上は難しいという結論に達していた。一美達にもむしろ、自分達の地域だけではなく、中華全体が危機的な状況にあると言う…

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タイトル:『紅巾』軍との対決 41

それはそうとして、一美たちは、多くの家臣たちを集めて会議を開いた。主な議題は、差し迫った『紅巾』軍の侵入をどう止めるか、それができるかどうか、それを話し合おうとしていたのである。 「皆に集まってもらったのは、緊急の問題として『紅巾』軍の侵入を食い止めるにはどうすればよいか、それが問題なのだが…。」 新参者、古参者も参加しての一大会議、そ…

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タイトル:『紅巾』軍との対決 40

一美は、仰向けになったまま、天井を見ていた。一美の体の上に覆いかぶさるようにして、蝶子の体が横たわる。ついに越えてはならない一線を越えてしまった2人に、罪と罰が待っているのかもしれない。2人は、横たえたからだで、そのぬくもりをお互い分かちあっていた。 一美は、次の事を考えていた。それは、攻めてくる軍隊に対して、どう防ぐか、如何にして防ぎ…

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タイトル:『紅巾』軍との対決 39

その姿に、一美は戸惑いを覚えた。どうして、なぜ、こんな事をと言う言葉が、頭の中を駆け巡る。 「蝶子…、自分を犠牲にしてはならないぞ。」 一美の言葉に、蝶子は、 「部下の犠牲を土台にして、国は出来上がります。君主には、その上に立って、それを振り切って、為す事に臨まねばなりません。部下とは、それを支え、自らを犠牲にしてその場を守ろうとするも…

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タイトル:『紅巾』軍との対決 38

しかし、何時まで経っても、事態が好転しない。勇策達の部隊は、思わぬ作戦行動を取る事になった。孫嬪の指示があった事も影響しているが、彼らは、どこの部分を突こうとしていたのか、それは、霞浦のぎりぎり陸側に近い場所に布陣し、『紅巾』軍を叩くと言う戦法だった。『紅巾』軍にとっては、弱点を突かれかねない弁慶の泣き所のようなものである。 北からは、…

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タイトル:『紅巾』軍との対決 37

その頃、福州の付近の海域では、激しい戦闘が続いていた。まず、最初に海域の中央部から戦闘が始まったが、1時間で両軍合わせての死者は1000から2000に達するという激しさだった。そして、その中で、『紅巾』軍に州政府軍が押され始めたのである。 それを海上で見ていた人物がいる。名前は、涼宮和音と言う人物である。彼女は、涼宮ハルヒと芦原恭一郎と…

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タイトル:『紅巾』軍との対決 36

一美たちが、多くの生徒が集まる『麻帆良学園』に向かった頃、早くも福州では、戦闘が開始された。『紅巾』軍と守備軍の戦闘は、福州と温州の間にある霞浦の近海にあたる海域で、衝突が起きた。 実は、その前に、そこに着く前に、勇策達は思わぬ武器を手に入れていた。それは、勇策以外の小寺啓宗達の新しいロボットの機体を届けていたのである。それは、100機…

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タイトル:『紅巾』軍との対決 35

その頃、その1軍を率いていたのは、朱文亥と言う人物であった。その朱文亥は、紅巾軍の中では、一美たちの考え方に、理解は示していたものの、中華の民が主役となるには、民主政治の導入が必要だと考えていた。 しかし、そこの考え方からして、一美たちとは大きく異なっているのにもかかわらず、なぜ、一美たちの考え方を理解していたのか、それは、朱文亥が『紅…

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タイトル:『紅巾』軍との対決 34

その瞬間、一体何が起こったのか説明するのに、少し時間をかけておかねばならない。なぜなら、一美の黄帝剣が、一気に男の体に当たったが、剣の横腹の部分を充てた為に、何ともなく、痛みだけで終わるはずだった。しかし、一美の剣が、黄帝剣なので、普通の終わり方はしないのである。 それは、一美の体から放たれた気と光に因り、打撃としびれとさらに、軟骨を割…

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タイトル:『紅巾』軍との対決 33

一美の体力などが元に戻っても、一美は人事探索を続けていた。もう時間がないと一美は考えていたのである。それは自分の命ではなく、この土地が他の勢力に入り込むのではないかという焦りそのものがあったのである。だから一美は人材を多くかき集めていたのであった。 一美は、夜も街中を歩き回っていた。月は11月には言っていて、もうそろそろ、年末が近づくこ…

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