"小説「虹色の十七世紀」1 下"の記事一覧

タイトル:『紅巾』軍との対決 22

一方、福州にもこの話が伝わっていた。 「やはり、相手は一美様を狙っているのだと言う事になりますね。」 と高志は、新聞を読みながら、その事について、孫嬪に聞いてみた。 「確かに、一美様は、今や危険な状態にある。だから、一美様も、思い切った事をなさったのかもしれない。」 つまり、それが、一美の取った行動こそ、刺客をあえておびき出そうと言う作…

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タイトル:『紅巾』軍の対決 21

そう言った中で、霞と絢音を中に入れて、一美は紗奈と話し合う事になった。これがいったいどう言う事なのかと、一美に聞いてみた。 「クリフと礼賦安を体の変化を利用して、気の流れで、眠らせてしまい。次に、サーチライトを見事かいくぐり、それでわたしの前まで来たが、そこで、運悪く、凛に見つかった。だが、そこからが、此紗奈殿の能力だ。その能力は、私の…

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タイトル:『紅巾』軍との対決 20

その2人を、喫茶店の中に入れると、奥の席に2人を、そして、絢音、一美、霞の順に手前に座り、向かい合っていた。 「私は、聞きたい事があって、ここにいるのですが、あなた方は、何者なのですか?」 いきなり、ストレートを投げる投手の気分で、一美は、2人に質問をした。 「な、何って、あなたも、変な体をしているねぇ。」 思わず、虚を突かれて、一美の…

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タイトル:『紅巾』軍との対決 19

それより、刺客たちはまだいると言うのかどうか、それが問題だった。一美たちは、すぐさま、「明倫」の幹部となった霞、絢音と協力して、広州コロニーの中を探り回った。 その中で、気になる場所に行き当たった。それが、とあるホテルだった。その1室を調べてくれと頼むと、今日はホテルをチェックアウトしたと言う。これはどう言う事か、それが気になって、一美…

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タイトル:『紅巾』軍との対決 18

その話はまだまだとして、別の部屋で寝ていた礼賦安、瞳、絢音の事に話を持っていきたい。 その頃、絢音はとある事情で、一美とは別の部屋で寝かされていた。それに、その女性が、一美と同じ体をしている彩と一緒に、眠りに付いた。 しかし、彩も目が開いたまま、隣の綾音の顔を見ていた。こんなに可愛い顔が、そこにあるのか、と思えてしまうほど、絢音に心を奪…

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タイトル:『紅巾』軍との対決 17

その霞上半身が、一美の目線の近くまで下りてきた。それでも、一美の顔が、霞の乳房に一美の視線が釘付けとなる。 同じ年ではないものの、一美のかすみの体は、自分の体よりも大きく揺れ動く、かすみの体。その体には、今まで鍛え上げた肉体が、一美の真ん前にあり、その霞の肉体美が羨ましく見えていた。それだから、一美は、その体から霞の温かさが漏れないよう…

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タイトル:『紅巾』軍との対決 16

霞に体を抱きしめられていた一美の体が急に熱を帯び始めたのは、それからすぐの事であった。特に下半身からの熱は、かすみの体に、まるで、突き抜けるような快感を少しずつ与え始めていた。 しかし、一美は霞のしていた行為が、一美の体に刺激を送り込み、その中で、一美の体が化学反応を起こしたと言うのである。だから、霞は下半身の熱が、一美の奥底から湧き上…

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タイトル:『紅巾』軍との対決 15

それからの一美の対応は早かった。まず、対『紅巾』軍戦線の構築を急ぐ対策チームを立ち上げたのである。それからしばらくして、重役会議も開き、『紅巾』軍対策を始めていた。 「まず、『大波』からの援軍は、あてにならない可能性もある。それゆえ、新兵の採用。それから、兵卒の教育強化、それから、それ以外に、財政関係も強化しなければならなくなる。それ以…

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タイトル:『紅巾』軍との対決 14

その襲ったくのいちの身元は、かすみと言う事が分かったのみであった。一光が、一美にこのように報告していた。 「一向に口を割りません。おそらく、このまま何も言わないでしょう。」 一美はため息をついて、かすみを見た。まるで、「見ざる、言わざる、聞かざる」を模したようなものだ。何を目的に、この一美を襲おうとしたのか、分からないままであるだが、一…

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タイトル:『紅巾』軍との対決 13

そんな事を知らない一美たちは、防衛に関する武装類の取りまとめをしていた。そこに、北京から次のような知らせが舞い込んできたのである。しかも、電報で、 〈水面下ニテ、主導権争イアリ〉 と伝えられたのである。つまり、中央の政局が大きく変わろうとしていた事に、一美は気付いていた。 とりあえず、今は様子を見よう。それくらいしか感じる事はなかったの…

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